今日、大通の地下歩行空間を歩いていたら、拉致被害者の救出を求める
パネル展が開かれていました。
12月10日から16日まで、北朝鮮による人権侵害問題の啓発週間です。
地下歩行空間を通る多くの人がパネルに見入っていました。
さて午後1時からの経済委員会では、市電を延伸してループ化する議案が
審議されました。
西4丁目とススキノ間に新しく市電の路線を開設する、いわゆる「ループ化」に
かかる建設費用が約19億円。
どれくらいの乗客増を見込んでいるのか尋ねたところ、「一日あたり600人」
とのことでした。
一年あたりの増収見込みは3200万円だそうです。
もともと市電は長いこと赤字が続いていて、収入と支出の差額、つまり赤字が
毎年3億円近くあります。
この赤字をなんとかしようと考えたのが「ループ化」なのですが、19億円かけて
たった3200万円の増収では、かえって赤字が増えてしまいます。
さらに、1両2億円以上する電車を今後全部入れ替え、さらに線路や電線などを
入れ替えるのと、合計で約90億円。
委員会では多くの委員から疑問視する意見が出されたのですが、採決を行った
結果、議案への反対は私ひとり。
残念ながら、自民・民主・公明の賛成多数で可決されてしまいました。
本日の経済委員会で可決されたループ化議案は、14日に本会議で全議員に
よる採決が行われます。
いまのところ賛成多数で可決される見込みで、市電ループ化は今後、正式に
国への申請になる運びです。
コメント
市電通りの除雪もしないのにループ化して経済効果があがるのでしょうか。
札幌中心部の都市計画がメチャクチャな状態で税金が使われるループ化は反対です。
国への申請を却下される可能性はないのでしょうか?