今日はゴミ問題や公園などを所管する「環境局」に関する決算審査が行われました。
最近は観光客誘致のため、ほとんどの期間に大通公園でさまざまなイベントが開かれています。
さっぽろ雪祭りをはじめ、よさこいソーラン、ビアガーデン、夏まつり、オータムフェスタなど、一年中
観光客を飽きさせることがありません。
にぎやかなのはよいのですが、その一方で、「イベントがありすぎて、公園で落ち着いて休めない」
「広告物が多すぎる」という意見もあります。
今日はこの問題を取り上げました。
本来、公園での広告や商業利用は禁じられていますが、イベント期間中だけは解禁されます。
お祭りは民間資金が大切な財源なので、これを支える商業広告も一つの花と考えられますが、
あまりに多すぎる広告や品位に欠ける広告は祭りのイメージを下げてしまいます。
例えば、雪まつりで会場中にあふれる広告や、美しい氷の芸術である大雪像の裏一面に張られた
巨大な壁画広告を見た観光客から、
「これでは雪像を見にきたのか、広告を見にきたのか分からない」
と不評の声がいつもあがっています。
さらに、大通公園ではパチンコ店や消費者金融会社が提供するイベントも開かれており、こういう
広告も観光客にマイナスの印象を与えかねません。
例えばテレビCMでは公益性と視聴者の信頼を守るために、パチンコ店や消費者金融については、
ルールを設けています。
大通公園の美観を守るために、「広告物の審査基準はどうなっているのですか?」と、委員会で
環境局に尋ねたのですが、いまのところ札幌市としては明確な規定を持っていないようでした。
これについて今後、広告業界の意見もよく聞いた上で、適切なルール作りを行うように要望しました。
今週の決算委員会はこれで終わりです。
来週は16日(水)に教育委員会、18日に市民まちづくり局の審査が行われます。
その翌週は22日に消防局、24日に子供未来局と続きます。
質疑の模様はインターネットで中継も行っています。
録画中継もあります。
あなたの街の議員がどんな活動を行っているか、ぜひ映像でご覧ください。
私も地元の道議さんや国会議員が議会でどんな質疑をしているのか、興味はあるのですが、
よほど応援している議員以外は実はネット中継を見たことがありません。
こういうのを普段からチェックしていれば、選挙の時の投票者選びは間違いないのですが、
つい、「よく分からないから、○○党にしておこう」と、候補者がどんな人かも知らずに投票して
しまいがちです。
これでは議員の質がよくなるはずがないですね。
議員には実際いろんな人がいますし、私の所属する「みんなの党」だけでも、党内で驚くほど
考えの違う人がいます。
つくづく、政治家は政党ではなく、「人」だと思います。
私も政治家であるとともにひとりの有権者ですから、改めて反省して、今週末はまず地元の
国会議員がどんな質疑をしているか、ネット視聴から始めてみようと思いたちました。
コメント
雪まつりの広告について僕も金子先生に賛成です。
広告はウザいので、市の予算を厚くするか、イベントを縮小するのが良いと僕も思います。
公園のイベント化は市民の理解を得ているとこれまでの市の方針から想像できるが
公園になじまない仮設テントやプレハブが長期間設置のイベント、車椅子での移動手段しかない弱者は公園を迂回しなければならない不便さを生じさせています。
観光客が大通りビアガーデンを見ての感想は「他の地域で見られない光景」
札幌市民は今一度ルールはなぜあるか検証してみる必要がありますね。