最近、地方議員の不祥事が相次いでいます。
都議会のセクハラヤジ問題がようやく収束したと思ったら、今度は政務活動費の不正疑惑で兵庫県議会議員の号泣映像がテレビのワイドショーを賑わせています。
なんでも自作の交通費証明書で架空の政務活動費を300万円以上請求していたのだとか。
札幌市議会では政務活動費はすべて領収書公開ですが、小口交通費など領収証がもらえないものについては、同じように自作の証明書で代用できることになっています。
確かにこの手口なら、ちょっと定山渓温泉あたりで会議に出たことにして架空の交通費をポケットに入れることは不可能ではありません。
ただし、札幌では議員の申請書に会派の代表者がハンコを押して、会派としてチェックする仕組みが設けられています。
繰り返しおなじ手口を使っていれば、誰かがおかしいと気づくはず。
たぶん兵庫県議会も同じ仕組みだろうと思いますが、野々村氏の場合は無所属ひとり会派とのことで、自分で書いた証明書に自分でハンコを押していたのかもしれません。
行政をチェックする立場の議員が公金を私物化するということはあってはならないことです。
このように地方議員の権威を失墜させる事件が相次いでいることに危機感を感じます。
余談ですが、兵庫県議会のホームページで野々村議員の会議録を調べると、ユニークな発言を普段から繰り返している方のようです。
議場で独特の存在感を放っている模様が会議録の文間から浮かび上がってきます。
たとえ変わった質問でも議員の質問ならばまじめに答えない訳にはいかず、理事者(役所幹部)の苦悩が伝わってくるようです。
「人の振り見て我が振り直せ」という言葉を、私も少し考えさせられたところです。
コメント
兵庫議員が狙い打ちされていたので・・・
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県議会でも問題視…兵庫・淡路島は“パソナ島”になっていた
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/150888/3
県や市から予算と土地
ASKA事件をキッカケに政官との癒着が次々と発覚しているパソナだが、兵庫県「淡路島」が「パソナ島」になっていることをご存じだろうか。
次々できるパソナグループの施設で島が埋め尽くされる勢いなのだ。
(中略)
■不透明な関係が県議会でも問題に
まあ、淡路島はどこもかしこもパソナ、パソナなのだが、
問題は施設の一部の土地が市からの無償譲渡であることだ。
さらに、パソナグループは「農業人材育成事業」として11年度に4億800万円、
「淡路島6次産業人材育成事業」として12年度に1億5400万円の予算を兵庫県から受け取っている。
県は「企画提案コンペを経て適切に選定しました」(しごと支援課)と説明するが、
「淡路島とパソナ」の関係については早くから疑惑の目が向けられていて、2011年の兵庫県議会では、
公募は何社か、なぜパソナが選ばれたのか、最初にパソナありきの事業ではないかなど、追及された。
質問に立った杉本ちさと県議(共産党)はこう言う。
「3年前に兵庫県は国に総合特区案『あわじ環境未来島構想』を提出しました。
そこにはパソナとの協働事業が最初から盛り込まれていたのです。
最初からパソナありきの事業といわれても仕方ないと思い、質問しました。
しかもパソナは『農業人材育成』をうたいながら、ホームページでは『芸術家の卵』を募集していた。
そうしたら淡路島にパソナのレジャー施設が乱立していると聞いて驚愕(きようがく)しました。
改めて県とパソナの関係を追及しなくてはなりません」
淡路市の門康彦市長は西麻布の迎賓館「仁風林」で〈淡路市の未来について語った〉と
2010年11月8日のブログに書いていた。井戸敏三県知事は「仁風林」でおもてなしを受けている。
不透明な関係について説明を聞きたいが、パソナは「回答を差し控えさせていただく」とのことだった。
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)では、
カンパ費を飲食代にあてるなどの許されざる行為が判明した。
また救う会と反社会勢力との関係も明らかになった。
関係者の証言によれば現在もそれは続いているとのこと
野村證券 勝俣一生
(リスクマネジメント)
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