アイヌ文化交流センターのパンフレットの官製談合疑惑に続きます。
札幌市は「アイヌ民族」と称する人々に対する特別な住宅ローンの制度を設けています。
「アイヌ民族」とは自己申告制で、北海道アイヌ協会がハンコを押せば誰でも「アイヌ民族」として
認められることは、ブログ読者の皆様はもうご存知のことと思います。
これまでの貸し付け残高は約16億円ですが、そのうち7億円以上が焦げ付いています。
(内訳:滞納額4.6億円、期限未到来分2.6億円、平成26年8月末現在)
なぜ、これほどの金額が焦げ付くのか。
それは札幌市は返済しない人に対して、アンケートや督促状を送るだけだからです。
差し押さえ、強制執行などの法的な取り立てをこれまで一度も行ったことがないのです。
銀行の住宅ローンの場合は、数ヶ月滞納するだけで競売予告通知が届き、そのまま返済を怠れば、
念願のマイホームはあっという間に裁判所の強制執行になります。
借りたものは返すのが当たり前で、約束を守れない人には当然のペナルティです。
ところが、札幌市は「アイヌ民族」には今までこうした法的措置を取ったことがありません。
競売でローン債権を回収すれば「差別」と言われ、市役所が批判されるのを恐れるからです。
それどころか、ローン滞納者には本来は10%の延滞料を取る契約になっているのに、延滞料までも
勝手に免除していることが、今日の自民党の川田ただひさ議員の質疑で分かりました。
川田ただひさ議員は札幌市役所の不正なアイヌ利権の数々について、私よりもずっと以前から
市議会で厳しく追及を続けてきた方です。
私は川田議員にこの問題を伺って「一緒にアイヌ問題を是正しよう」と自民党会派に入ったのに、
残念ながら今は別々になってしまいました。
これは札幌市の「アイヌ住宅新築資金等貸付要項運用方針」の一部を抜粋したものです。
運用方針第4条で、返済が滞っても「違約金を徴収しないものとする」と公式に定めています。
「運用方針」とはいわゆる内規で、議会が定める条例とは違い、役所が勝手に決めるものです。
議会のチェックがないので、役人は自分たちに都合が良いよう自由にルールを定めています。
一度ルールを作ってしまえば、それに従ってどんなインチキも正当化できる仕掛けです。
国でも、法律の下に隠れて通知やら要綱やら方針やらと、役人が好き勝手にやっています。
実際の金銭消費貸借契約書をご覧ください。
下記の赤線部のように違約金の定めがあり、債務者本人も承知のうえで印鑑を押しています。
それにもかかわらず、札幌市はこれまで市民に内緒で違約金を免除してきたのです。
まじめに税を納める国民のためではなく、市役所職員がラクなように仕事をしてきたことが
よくわかる事例です。
しかしその反面、アイヌ住宅ローンを借りた人にとっては、実にありがたい話です。
住宅ローンの支払いを怠っても、たまにアンケートや督促状が届くだけ。
放っておいても、なんのおとがめもありません。
延滞料も掛からなければ、差し押さえもないと知ったら、きちんと返済する方が不思議です。
だからこそ、こんな巨額の焦げ付きがまかり通るわけです。
焦げ付きに本気で向き合えば「アイヌ民族」の糾弾で職員は干され、議員は差別者と罵られる。
しかし、こんな不正をいつまでも放置していて良いものでしょうか。
職員だけでなく市議会議員のだれもが、いままでずっとこれに触れずにきたのです。
あまり人に喜ばれる仕事ではないけれど、誰かがやらなければ不正がはびこるばかりです。
次は下記の集計表にご注目ください。
上の表はアイヌ住宅ローンを延滞している78名の実態をまとめた表です。
真ん中の期間別の表での黄色のマーカーを引いたところは、20年超(241回以上)が6人。
つまり20年以上延滞している人が6人もいることが分かります。
これでは住宅ローンではなく、補助金として「アイヌ民族」に差し上げたも同様でしょう。
負担する財源は、私たち国民が納める税金です。
こんなにも長年にわたり滞納を放置していた札幌市役所はいったいどうなっているのか。
アイヌ協会に「差別」と言われるのを恐れるがあまり、歴代何人ものアイヌ課担当者は
目の前の「アイヌ民族」のローン滞納にずっと見て見ない振りを続けてきたのです。
「アイヌ民族」を称するこんな不正がまかり通っているのに、知らぬは納税者のみ。
ルール無視でなんでもアリ、ずさんな札幌市政の一コマです。
さて、ここまで22日の川田ただひさ議員の質疑のご紹介だけで紙面が尽きてしまいました。
川田議員の質疑のあと、委員会の一番最後が私の順番で、私はアイヌ住宅ローンの具体的な
借り入れ事例を取り上げて問題を追及したのですが、委員会が予想外に紛糾し、議事進行が
一時止まってしまいました。
私にとっても初めての出来事でしたが、その模様は次回に改めてご紹介したいと思います。
コメント
>ミカ さん
失礼しました、質問は〝野村,證券 勝俣,一生”氏宛だったんですね(;・∀・)。
彼の書き込みはスルーしているので気付きませんでしたw。
金子市議への質問と勘違いしていたのでここへの書き込みは
「市議からの返信無いですよ」とフォーム上赤字の
「コメントを書く(返信が必要な場合は右上のご意見欄からお願いします)」を指しての書き込みでした。
ヘイトスピーチに関しては私の意見ですw。
彼らと直接相対しても得られるものはなく徒労どころか前記負の効果すらあります。
問題があるなら制度、運用を適正にするべく訴えていくのが結局早道と思います。
頑張れ日本!全国行動委員会と一緒に活動されてみては?と思います。
相違点はあるかもしれませんが、団体の言い分にも頷ける点があると思うのですが。特に北海道は。
M@眠れるネコさん、度々すみません。
なぜ、突然「ヘイトスピーチ」や「在特会」がコメントに出てきたのか、
不思議だったので書かせて頂きましたが、
〝野村,證券 勝俣,一生”さんは、色々なHPに似たようなコメントを記述しているようですね。
金子議員の他の記事のコメント欄にもいらっしゃいました。
M@眠れるネコさん、ご返答ありがとうございます。
申し訳ありませんが、金子議員がヘイトスピーチについて仰られていたのでしょうか?
HPの中を探したのですが、見つけられませんでした。
>在特会がヘイトスピーチをしていると仰るのでしたら、
>ヘイトスピーチの定義はどのようなものでしょうか?
ここに書いても市議からの返信はありませんよ。
TOPページにその旨あったと思います。
で、ヘイトスピーチに反対する代わりに私がw。
原因が行政側の運用やあるいは制度そのものなので
恩恵を受けている人間に何を言っても仕方ないです。
余計な言い訳を与えそれを利用されるだけ邪魔とも言えます。
だから定義なんて関係ないのです。
もちろん公安も関係ありません。
“言い訳を与えるかも知れない本質とは関係ないもの”の中で言葉による
受益者に向けられたものが金子市議の言われるヘイトスピーチだと思いますよ。
金子議員、いつも拝見しております。
在特会がヘイトスピーチをしていると仰るのでしたら、ヘイトスピーチの定義はどのようなものでしょうか?
→ネットでの情報ですが
国会実況 国会中継 @kokkai_live 2014年10月24日
「在特会」について公安警察は「関心を持っているが、監視の対象ではない」と警察庁警備局長が答弁。衆・内閣委で、泉健太さんへの答弁。
山谷えり子参院議員(自民党)が、在日韓国・朝鮮人の排斥を訴える「在日特権を許さない市民の会(在特会)」の関係者と一緒に写真に納まっていたことが分かった。
写真に写っている人物の中で、うち男性ら三人が在特会関係者という。
男性は、山谷えり子議員との関係について「十五年ほど前に別の団体の顧問をお願いしてからの付き合い。」と話した。
弊社 塚林弘樹の調査によると、「在日特権を許さない市民の会(在特会)」は、差別を助長するヘイトスピーチ(差別的憎悪表現)を繰り返しおこなっている団体。
日本国内で数多くの違法行為をしているテロ組織である。
国連、米国務省は在特会をテロ組織と認定している。
また海外への不正送金・違法取引も噂されている。当局は関心を持っている模様
世耕弘成官房副長官は会見で、山谷えり子参院議員の写真について「何ら問題はないと思っている」と述べた。
市民の血税が使われているこの”アイヌ住宅貸付問題”を一切記事にせず
市税等に実害の無い ”アイヌいない発言”は連日連夜大々的に執拗に記事にした
この 北海道新聞 異常ですね どう思います?
HBCラジオ佐藤のりゆきの番組でゲスト(名前失念)が「焦げ付きなんてどこにでもある話だ」と
放言していましたね。もちろんホストも同意していました。
この程度の焦げ付きはよくある珍しくもない事のようですよ。
金子市議の名前が全国区になった騒動の時の話ですw。
どうしん=どう(しようもない)新聞
市職員はペナルティで減給せよ!税金返せ!怠慢だ~ぁ!
相変わらず道新は何の報道もしないね。
不正に目を瞑る役に立たない新聞だ。
役人もいい加減だ。あきれる。
こういう追究は正しい。頑張ってください。