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71年目の敗戦記念日に読む、武井正直語録。

外交・防衛

今日は71年目の敗戦記念日。
久しぶりに自宅でのんびりとした休日を過ごしました。
我が家ではテレビをあまり見ないので、少し前のニュースなのかもしれませんが、
ネットで衝撃の映像を見てしまいました。

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この写真は稲田防衛大臣が、成田空港の車寄せに降り立ったNHKニュース。
テレビ映像からのキャプチャーです。
Tシャツ・キャップに白のパンツルック。
ランプパスを付けたお付きの男性空港職員に色物のカバンを持たせています。
SPに囲まれ、まるでハワイに出かける芸能人のような出で立ちで空港内に入っていきます。
わが目を疑う映像でした。

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本当にこれが防衛大臣なのか?

私は予備自衛官である。
だから、訓練や防衛招集の間は自衛官として稲田防衛大臣の指揮下に入る。
したがって自衛官としての私は、この映像にコメントはできない。
しかし、いまは招集期間ではない。
私は自衛官ではなく一国民である。
かつて理不尽に除名された自民党にも何の義理もない。
この際、物言えぬ自衛官に代わって、はっきりと言わせてもらう。
もし、このNHK映像がねつ造か、あるいは稲田大臣の替え玉でないとしたら、だ。

防衛大臣は総員23万人の自衛官のトップたる自覚が欠けているのではないか。

これは戦地の視察に向かう服装ではない。
戦闘服ではなく、ただのバカンス服ではないか。
銃弾飛び交う戦地をなんと心得る。
それとも、ジブチが戦地ではなく実はリゾート地であることを知っての服装か?

The port of Tadjoura in Djibouti.


By Driss 19:28, 3. Jul. 2007 (CEST) – Self-photographed, CC BY-SA 2.0 de,
ジブチのタジュラ海岸 https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=14597915

 
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質問】ジブチの治安は?岡田真理のほじくりコラム)さんより

また問題は服装だけでない。
貴殿の慢心がその一切の挙動からにじみ出ている。
ニヤケ顔に怪しげなキャップ。
そして真黒なサングラスをかぶり、貴殿は誰からその姿を隠したいのか。
中国、韓国、北朝鮮をはじめ、敵国がこの映像を皆見ている。
まして敵国の圧力に負け、靖国神社を避ける口実として、急きょ思い立ったジブチ視察ではないか。

現地では家族を残し赴任した自衛官が盆も休みもなく、灼熱の中任務に当たっている。
私はジブチには行ったことはない。
相当な気候と危険が伴う地なのだろう。
あの北海道新聞にすら、派遣隊員の勤務の厳しさを伝える現地の記事が出ている。
しかし北海道新聞の記者ですら、こんな格好では行かないはずだ。

71年目の敗戦記念日に防衛大臣が靖国参拝を断念した。
国家より中韓のメンツを優先した。
この事を知り、命を懸けて国を守る自衛官がどれだけ悔しい思いをするだろうか。
ジブチの隊員がどのような心持で防衛大臣を迎えるだろうか。
かつて、国を守るために命を落とした英霊が、ここまで堕ちた日本をどう思うだろうか。

選挙の時だけ有権者に聞こえの良い言葉を叫び、祭りを回っては人気取りに専念。
しかし、いざ然るべき地位につけば豹変し前言を翻す。

守るべきは国益ではなく、自らの利益。
守るべきは日本ではなく、他国。
自民党ではなく、自分党。

そんな人物を政治家として、私たち国民は長いこと見てきた。
安倍総理に続き、防衛大臣までこの始末であれば、我が国の安全保障は誠に危機的である。

「バカな大将、敵より怖い」

旧陸軍にて、かの有名なジンギスカン作戦に対する批評である。
こんな大将のおかげで、日本共産党が大嫌いな「戦争の足音」が聞こえてくるような気がする。
若き自衛官の募集にも一層の困難を予想する。

バカな大将、敵より怖い 武井正直講演録


北洋銀行頭取を務めた武井正直氏の著書です。
武井氏が陸軍士官学校卒だと今頃知りました。
私もまだまだ勉強が足りません。

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