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「最善、最強の布陣」??

今日は「なか卯」の前を通りがったら、普段290円の牛丼が
期間限定で250円になっていて、長い行列になっていました。
私も思わず行列に並んでしまいました。
こんなにおいしい牛丼が250円というのは、本当にすごい
企業努力の賜物だと思います。


ところで今日、野田内閣が内閣改造を発表しました。
マルチ商法の親分であることがバレた山岡消費者問題大臣と、
「私はは防衛素人」と公言した一川防衛大臣を更迭すると共に、
消費税増税論者の岡田さんを副総理に起用するというものです。
NHKニュースを見ていたら、野田さんは
 「最善、最強の布陣で消費税増税に取り組む」
と会見で語っていました。
その意気込みは良いのですが、消費税増税の前に、不景気、
デフレ、失業、震災復興、円高といった国民生活の問題に
先に手を付けてほしいです。
税金の無駄遣い、高すぎる公務員人件費、官僚の天下り、と
いった行政改革は、民主党政権で全然進んでいません。
やるべきことを全然やらないで、ツケは国民に回し、与党の
数の力を良いことに強引に消費税増税をゴリ押し、というのは、
どう考えても理不尽です。
民主党自身がマニフェストで、「4年間は消費税増税しない」
と言っていたのに、国民をバカにしていると思います。
消費税を現行の5%から10%に上げると、約10数兆円の
増収になるそうですが、3年前に民主党に政権交代してから
実は財政支出が約11兆円増えています。
これらは子ども手当や農家の個別保障といった、いわゆる
「バラマキ4K」の産物です。
こんなバラマキをしなければ、消費税増税の必要は無かった
のではないでしょうか。
おまけに、来年度政府予算案をじっくり見ると、一般会計の
総額が約90兆円。
そのうち税収が約42兆億円、国債(借金)は約44兆円。
よく考えてください。
消費税を10%に増税しても、10数兆円です。
借金44兆円をカバーするにはまだ30兆円足りないのです。
消費税増税しても結局、国の財政赤字はまったく解決しない
ばかりか、デフレ下の増税で不況はますますひどくなるでしょう。
ちなみに、借金44兆円を補う予算を組むためには、消費税を
20%近くに上げなければならない計算になります。
さらにいま国の借金は1000兆円を超えています。
この借金を未来の世代に先送りすることなく、もし今の世代で
返済するとなると、30年返済で一年あたり返済額は33兆円。
消費税を35%にあげなければならない計算です。
なか卯の牛丼が290円ではなくて、390円になってしまいます。
お給料はデフレで下がる一方なのに、税金ばかり増えていって
国民生活はいったいどうなってしまうのでしょうか。
もう借金漬けの政治はうんざりです。
社会保障も公務員の人件費も、いまの日本の身の丈に合った
姿にすべきなのです。
税収が44兆円だったら、その中で切り盛りしてもらわなかったら、
いつかは財政が破たんすることは目に見えています。
我が国は勤勉な国民の貯蓄が1千兆円以上と多く、国債を印刷
するだけで簡単に借金ができることを良いことに、さんざん無駄
遣いを続けてきた政府もそろそろ限界が来ています。
ましてこの先、我が国は1千兆円以上もの借金の返済をして
いかなれければならないのです。
政治は国家の確かな未来予想図を描くべきものであり、選挙目当て
の政争やパフォーマンスばかりでは国民は困ってしまいます。
日本を良い国に変えるために、一国民としても、一日でも早い
解散総選挙を望むところです。

コメント

  1. 金子先生、こんにちは。
    興味深く、拝読させていただきました。
    消費税増税の是非は、我が国の社会保障の財源と一体化して議論しなければなりません。
    暴論ですが、子ども手当なんかは、たとえばら撒きであったとしても、増大する社会保障費と比較すれば、たかが知れております。だからと言って肯定はしませんが、そもそも我が国は高齢者と比較すると子どもに必ずしも手厚い訳ではありません。
    社会保障費は消費です。借金して日本国の財を形成するならともかく、借金して単に消費しているわけです。
    結果として、まだこの世に生まれていない世代に借金の子供手当が回るのだけは回避すべきです。
    必ずしも地方議員さんに申し上げることではないことは承知しておりますが、金子先生のご活躍を期待し下々より敢えて投稿させて頂きました。
    また、言い過ぎましたか?

  2. 金子先生、こんにちは。
    興味深く、拝読させていただきました。
    消費税増税の是非は、我が国の社会保障の財源と一体化して議論しなければなりません。
    暴論ですが、子ども手当なんかは、たとえばら撒きであったとしても、増大する社会保障費と比較すれば、たかが知れております。だからと言って肯定はしませんが、そもそも我が国は高齢者と比較すると子どもに必ずしも手厚い訳ではありません。
    社会保障費は消費です。借金して日本国の財を形成するならともかく、借金して単に消費しているわけです。
    結果として、まだこの世に生まれていない世代に借金の子供手当が回るのだけは回避すべきです。
    必ずしも地方議員さんに申し上げることではないことは承知しておりますが、金子先生のご活躍を期待し下々より敢えて投稿させて頂きました。
    また、言い過ぎましたかね?