今日、消費税増税法案が衆議院を圧倒的な賛成多数で通過しました。
夕方の野田首相の会見をテレビで見ていたら、
「現役世代、子育て世代、中小零細企業に負担を掛けるのは心苦しい」
「でも皆が恩恵を受ける社会保障を充実するために、増税先送りはできない」
「決められない政治ではなく、自分は決めるんだ」
と、いつにも増して力強い決意表明でした。
あれ?
ちょっと待ってください、野田さん。
決めるのはあなたではなく、国民ではありませんか?
いつから主権在君になったのでしょうか?
我が国の国是である民主主義、そしてあなたの党名の「民主」という意味は
国民主権、つまり主権在民という意味ですよ。
民がお上の言われるがままにカネをむしり取られるなら、北朝鮮と一緒では
ありませんか。
原発再稼働を勝手に決めたこと然り、消費税増税然り、口先だけのこんな
暴君を許していてよいのでしょうか?
国会の周りで最近、連日、大規模なデモが起きているそうです。
テレビ、新聞ではまったく報道されませんが、ネットではそう伝えられています。
やるべきこと(=無駄遣い削減)もやらず、「社会保障と税の一体改革」とうたい
ながら、社会保障はまったく手つかず。
財務省官僚の手に踊らされて、まじめに働く国民を苦しめる政治をいつまでも
許してよいのでしょうか?
民は本当に怒っています。
こんな圧政に、必ずや民の鉄槌を下さなければいけないと思います。
コメント
皆さま、コメントありがとうございます。
ココだけのお話ですが、何を隠そうこのワタクシが3年前の選挙で
民主党に投票いたしました。
長いこと政治に無関心でいたツケを払っている、とのご指摘は本当に
身に沁みます。
そして政治家の端くれになった今、有権者の無関心ほどありがたい
ものはない、ということがよく分かるようになりました。
どうか、市民の皆さまには政治に関心を持っていただきたい。
貴重な一票を真剣に行使していただきたい、と心より願う次第です。
金子さんの仰るとおりで、ほぼ同感するのですが、その前に1歩立ち止まって考えてください。
3年前の選挙でまんまと現政権政党の甘い言葉に騙されて投票してしまったことを忘れてはいけません。結局、そのツケは私たち自身が被ることになるのです。
ブーメランとはよく言ったものです。
消費税増税をマニフェストとしていないから、拘束を破ったという議員は、民主党政権になってから、増税しないで済むように、どのような仕事をしたのか知りたいところですね。
先生、こんにちは。
自分は、消費税増税の賛否以前に、民主党の政策立案実現能力に大きな問題点があると考えます。
仮に増税が必要だとします。では、増税して財政健全化への道筋が見えたのでしょうか?持続可能な社会保障の未来が見えたのでしょうか? 増税はあくまで手段であって、目的となる政策がはっきりしないんですよ。
増税反対にも同じことが言えます。増税なくして財政を建て直すのは、国民としては大変歓迎すべきことですが、財源捻出の具体的な方策は? よく判んないからこれから考えるのですか? もはや日本の財政は危機的状況なのではないですか?
某国の元首相が「最低でも県外」と言ったかどうかは知りませんが、政策立案実現能力のない政党は何をやっても行き当たりばったりなのですから、退場とするのが、まず第一歩だと考えます。