よく「議会はどんな活動をしているのか分からない」と言われます。
議員は議会で発言するのが最大の仕事なので、その仕事ぶりを見るのは
議場で傍聴するのが一番わかりやすいです。
しかし、議会は平日の昼間に開かれるため、一般の市民にとってあまり
気軽に傍聴できるようにはなっていません。
自宅や職場などで気軽にパソコンで議会中継を見ることができれば便利だ
ということで、札幌市議会では以前から本会議のインターネット中継を行って
いるのですが、今年の2月から予算・決算委員会についてもネット中継を
始めました。
本会議は基本的に議員も理事者も台本を読んでいるだけなので面白みは
少ないのですが、委員会は丁々発止のやりとりがあって、見応えある質疑も
結構あります。
さて、「委員会インターネット中継はどれくらいの人が見ているのだろう」と
思って議会事務局にアクセス数を調べてもらいました。
これが2月から3月にかけて10日間開かれた予算特別委員会の生中継の
アクセス数です。
初日は84件と少ないのですが、3日目には3,021件、それからはだんだん
減るものの、少ない日でも300件、多い日は千件以上のアクセスがあります。
普段、委員会を傍聴している人はせいぜい十数人なのですが、それより
一桁多い大勢の方が委員会審議をご覧になっているというのは、驚きです。
議会事務局はあまりネット中継を積極的にPRしていないのですが、それでも
多くの市民が関心を持っているというのは、私たち議員にとっても大変
励みになることです。
市民がもっと議会に関心を持つことで、議場の議員と理事者職員のそれぞれ
に緊張感が生まれると思います。
そして議会が活性化すれば、市政もよい方向に変わるはずです。
まだ札幌市議会のネット中継をご覧になったことの無い方はぜひ一度アクセス
していただければと思います。
(ご注意:現在は議会休会中ですので、生中継ではなく、録画中継だけです)
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