しばらくブログの更新が止まっていて申し訳ございません。
今日から10月31日までの予定で、第3回定例市議会(3定)が始まりました。
大きな議題は
1.補正予算
2.平成24年度決算審査
3.公契約条例
の3つです。
1の補正予算は、国の国家公務員給与引き下げに併せて、札幌市もちょっぴり職員給与を
引き下げる条例案と、小規模な施設整備や除雪費を増やす内容です。
2の決算審査は、毎年10月に行われる昨年度決算の審議と併せて関連する市政の問題を
約1ヶ月間かけて審査するものです。
そして3番目の公契約条例ですが、これは上田市長の肝いりの公約で、札幌市が発注する
公共工事について業者が適正に賃金を払っているか検査し、違反したら罰則を与えるという
条例案です。
平成24年初めの議会に提案された条例案ですが、「民間企業の経営に市役所が介入
するべきではない」との反対意見から議会の賛否が拮抗していて、結局採決できないまま
1年半も過ぎてしまいました。
今日の本会議では、上田市長はこの公契約条例の案について、いくつかの重大な不備が
あったことを認めた上で、なんと「議案を撤回したい」との意向を明らかにしました。
条例案を撤回するのは議会史上も珍しいことです。
しかしながら、「今定例会中に公契約条例案を修正して再提出したい」とも述べています。
どのような修正がなされるのかまだ分かりませんが、もしかしたら今回は修正案が可決
される目処(票読み)が付いているのかも知れません。
一方で、もし再び条例案が否決されれば、上田市長の政治生命にも関わる事態ともなり、
注目が集まります。
詳細は判明次第こちらでもお知らせします。
なお、これまでの公契約条例についての私の考え方は、以前ブログで記したとおりです。
公契約条例に反対です(2012年02月19日) ←クリックで開きます
コメント
大変驚きの条例ですね。
>公共工事について業者が適正に賃金を払っているか検査し、違反したら罰則
労働基準監督署の仕事ではないか。
これまで随意契約の業者のデタラメと不適切な関係を指摘しても反省することなく
今度はnpo法違反している業者と一緒に事業したりそもそも札幌市は検査する技量も違反して罰則する資格も呆れるほど持ち得ていない。
市職員のみならず監督と罰則で企業を支配しようとしか思えないですね。