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ハセベ区長が「推定無罪」と本音をポロリ。令和3年第4回定例会(11月26日)一般質問・五十嵐教育長のイジメ疑惑を追及した結果

渋谷区議会・一般質問

令和3年11月26日の第4回定例会・一般質問。
いままで区議会で触れてはいけないタブーと言われていた、五十嵐俊子氏(教育長)のイジメ疑惑を本会議場であえて取り上げました。
最初は手元の原稿を読むだけだったハセベ区長が、 私の追及にエスカレートして「五十嵐教育長は推定無罪」 などと思わず本音をポロリ。
これまで五十嵐氏は「イジメは無関係」「町田市に聞いてくれ」などと と貫いていたのに、うっかりハセベ区長ら疑惑を認めてしまったのです。
さあ大変!
これから任命責任を問われるのはハセベ区長になることでしょう。

以下は区議会事務局がまとめた議事録です。

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1 いじめと人権、徳育の振興について[区長・教育長] 

 れいわ渋谷の金子快之です。
 区長、教育長に大きく3点お伺いをいたします。
 まず最初に、いじめ、人権、徳育の振興について伺います。
 学校で痛ましいいじめの被害が後を絶ちません。
 先日、フジテレビの番組で、町田市のネットいじめ自殺事件のことが渋谷区役所の庁舎をバックに詳しく報道されていました。町田市といえば五十嵐教育長の前任地であり、大変御苦労されたのではないかと思います。
 ここで教育長に伺いますが、今年春の御就任以来、いじめ条例制定に精力的に動かれたのは、前任地の反省があってのことでしょうか。当区におけるいじめ対策について、御自身の苦い実体験を生かして特筆すべきことがあれば、反省、教訓等があれば是非お聞かせいただきたいと思います。
 また、区長が五十嵐氏を教育長にスカウトされたのは、五十嵐氏のいじめ問題に対する高度な識見、経験を買ってのことではないかと思います。聡明な区長のことですから、恐らくそうだろうと思うんですけれども、区長は五十嵐氏の知られざる経歴、つまりいじめ問題への関与、あるいはその当事者であったことを御存じの上で議会に人事案を提案されたのか伺います。
 そもそも、いじめの根底には、道徳観や人権意識の欠如があって、これには対症療法ではなく、徳育の振興による人格形成が必要だと思います。ここで、区立学校では道徳教育や徳育の振興にそれぞれどう取り組んでいるのか、教育長にお伺いいたします。
 そして、徳育といえば明治天皇であり、近代国家建設の基本が教育と徳にあることを教育勅語にまとめられました。朋友ノ信、修学習業、智能啓発といった、こういった徳目は言葉を変えて今も教えられていることと思います。
 ここで提案ですが、渋谷には明治神宮というすばらしい教育資源が身近にあり、学校行事の参加や学校へ神職をお招きするなど、徳育の視点から学校教育に取り入れることができないのか、教育長にお伺いをいたします。

2 配布タブレット端末によるトラブルと対策について[教育長]

 2点目に、配布タブレット端末によるトラブルと対策について9点お伺いいたします。
 GIGA端末を使って中傷を書き込んだり、フィルタリングを突破して不適切なサイトを閲覧したりという事例が相次いでいます。町田の事件も端末のずさんな管理が自殺の原因だったと言われております。
 当区で、そのような不適切な事例があったのでしょうか。生徒や保護者からの相談、通報などはどれほどあるのか。
 また、トラブル防止対策や監視体制はどうなっているのか。学校ネットパトロールを行う専門の監視業者もありますが、そういった委託をしているのか。
 そして、区が採用するフィルタリングソフト、i-フィルターは簡単に解除できるという情報、うわさがありますけれども、実際にそのような突破された事例があるのか。
 そもそも、フィルタリングは、4G、LTE回戦が対象で、自宅に持って帰ったときに家庭のWi-Fiまで制限をかけられないのではないないでしょうか。
 また、パスワードの設定はどのように学校で指導しているのか。
 チャットについては禁止して使えないとの説明ですけれども、それ以外にデータ共有など生徒同士が通信できる機能があるのではないでしょうか。いじめの温床となりかねないのであれば、機能を封ずるべきだと思いますが、いかがですか。
 また動画の視聴制限、あるいは万一に備えた利用履歴のログはサーバー側で定期的に取るべきではないかと思いますけれども、どうされていますか。
 そして、タブレットで子どもが何をしているのか分からないという保護者の声があります。保護者が使用状況を確認できる方法はないのでしょうか。学校は個々の児童の使用状況をどのように管理確認をしているのか伺います。
 また、次に、いじめを早期発見するために、生徒が自分のタブレットから気軽に相談ができるようにできないのか、以上9点、教育長にお伺いをいたします。

3 北朝鮮人権侵害問題と平和教育について[区長・教育長]

 そして次に、北朝鮮の人権侵害問題と平和教育についてお伺いをいたします。
 岸田総理は先日、拉致被害者の即時一括帰国を求める国民大集会に出席をし、「私の手で必ず拉致問題を解決しなければならない」と強い決意を述べられました。しかし、国の調べによると、拉致問題の関心が最も低い世代が10代から20代であり、拉致問題は風化しつつあるのが実情です。
 拉致被害者の横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されたのが昭和52年、当時13歳の少女がもう57歳になります。2回目の五輪を経て、44年たつ今も解放されません。
 昨日の質疑で、日本共産党から、憲法9条で話し合うべきだという意見がありましたけれども、北朝鮮は何度話し合っても拉致被害者を返してくれません。むしろ、核ミサイルで恫喝してくる、これが国際社会の実情です。つまり憲法9条では、国民を救うことができない。憲法を守って国民は守れない。これでは何のための憲法か分かりません。
 拉致問題には、生身の人間を犠牲にした我が国の矛盾が凝縮されていると思います。まさにこの問題を通じて、個人の尊厳と国家の在り方、平和と人権をいかに守るのか、まさに生きた教材として、未来の日本を背負う子どもたちに考えてもらいたいと思います。
 そこで、区立学校では、北朝鮮の人権侵害について、どのように学校で教えているのか。また、教員の研修や国が制作したアニメ教材「めぐみ」の使用状況、その他学校での取組について、教育長にお伺いをいたします。
 一方で、拉致問題の区民への啓発については区の役割も大きいはずです。法の定めもありますけれども、残念ながら渋谷区が具体的な取組を行っているようには見えません。拉致問題について、区ニュース12月号に毎年僅か一行、小さく載せていることは承知しておりますけれども、これ以外にやっていることはあるのでしょうか。現下の予算配当額と取組内容、また今後は、来年度予算に適切に改善、反映させるべきだと思いますが、いかがか区長にお伺いいたします。
 以上3点、御答弁よろしくお願いいたします。

区長(長谷部健)答弁

 れいわ渋谷、金子快之議員の一般質問に順次お答えします。
 初めに、教育長の任命についてのお尋ねですが、先ほど、れいわ渋谷、堀切稔仁議員にお答えしたとおりです。
 次に、拉致問題について2点のお尋ねですが、一括してお答えします。
 北朝鮮当局による拉致問題は、日本の国家主権と国民の生命、安全に関わる重大な問題であり、また重大な人権侵害です。全ての拉致被害者の一日も早い帰国が実現することを心より願っております。
 本区も毎年12月の人権週間に合わせて全戸配布している区ニュースの記事において、北朝鮮当局による人権侵害問題を含めた人権尊重思想を啓発しています。
 今後も、区ニュース、ウェブサイト等を活用するなど、区民への周知、啓発に努めるとともに、国や都と連携した取組を検討してまいります。
 以上、私からの答弁といたします。

教育長(五十嵐俊子)答弁

 私には、いじめと人権、徳育の振興について4点、配布タブレット端末によるトラブルと対策について9点、北朝鮮人権侵害問題と平和教育について4点のお尋ねがありました。順次お答えいたします。

 まず、いじめと人権、徳育の振興についてのお尋ねです。
 4月に着任いたしまして、様々な説明を受けました。その中の一つにいじめ条例制定がありました。これまで教育委員会において継続して検討してきたものでもあり、本年第3回区議会定例会で、渋谷区いじめ防止等対策推進条例を御審議いただきました。また、現場視察については、着任後できるだけ早い段階で全ての学校等に伺うこととしたものです。今後も機会があれば学校に伺い、現場の先生方と直接コミュニケーションを図ってまいります。
 いじめ対策については、これまでの全ての経験を生かし、渋谷区の学校、幼稚園とコミュニケーションを図り、また、区の部局、警察等の外部の機関等とも適切に連携してまいります。

 次に、区立学校での人権意識の向上、徳育の振興についてのお尋ねです。
 各学校では、東京都教育委員会から配布されている人権教育プログラムに活用した学習、異学年交流や障がい者の方との交流等、計画的に取り組んでいます。
 また、徳育の振興については、例えば道徳授業地区公開講座を実施しています。公開講座では、子どもたちの豊かな心を育むために、学校、家庭及び地域社会それぞれができることについて、意見交換を行っています。

 次に、明治神宮を学校教育に取り入れることについてのお尋ねです。
 区立学校においては、特定の宗教のための宗教教育、その他宗教的活動を行わないよう留意する必要がありますが、例えば生活科では、地域にある身近な場所として、シブヤ科では、国の重要文化財に指定されている建物として、区内の明治神宮を取り上げて学習することがあります。

 次に、配布タブレット端末によるトラブルと対策について9点のお尋ねですが、一括してお答えいたします。
 本区の教育ICTシステムは、教育委員会、学校、システム運用事業者の連携した管理運営の下、アダルトサイト等の不適切なサイトや、SNS、掲示板、ブログ等のカテゴリーに分類されるサイトは常時閲覧できないよう設定しており、タブレット端末を使った不適切な事例は把握していません。保護者からは、一部のウェブサイトを制限してほしいとの要望を数件いただいたことがあり、個別に対処しています。
 動画配信サイトについても、一部サイトの授業時間帯の視聴を除き、ユーチューブ等の動画配信サイトは常時視聴することができず、1年間遡って取得可能なウェブブログは、学校においても適宜システムで確認できます。このため、保護者は学校に問合せをすることにより、子どもの利用状況を確認することができます。
 また、教育用タブレットは、フリーWi-Fiや自宅Wi-Fiに接続することはできず、i-フィルターやパスワードについてもシステムで設定、管理し、十分なセキュリティ対策を講じているほか、ログインの際には、顔認証と合わせた2要素認証を取り入れ、厳密な個人情報管理を行っています。
 さらに、学習活動で利用するマイクロソフト365、Teamsについても、子ども同士で個別にチャットすることができないなど、議員御心配の点も十分考慮した対応を行っています。
 タブレット端末のいじめ対策への活用については、既に自由に相談することを入力できる仕組みを設定しています。

 次に、北朝鮮人権侵害問題と平和教育についてのお尋ねです。一括してお答えいたします。
 拉致問題については、東京都教育委員会作成の人権教育プログラムにおける実践・指導事例集を活用して、全小中学校において指導しています。
 アニメ教材「めぐみ」については、今年度、全体の7割以上に当たる学校において、視聴済み、もしくは視聴予定となっております。また、今年度の教員研修では、初任者研修においては24名、人権教育担当者研修においては30名参加を得て、拉致問題についての研修を行っております。
 また、平和教育については、学校によって、戦時中の様子を学ぶことができる昭和館に出かけ、戦時中の体験談を聞いたり、当時の映像資料を閲覧したりする学習を行っております。
 以上、私からの答弁とさせていただきます。

金子快之 再質問1回目

 区長、教育長にそれぞれ再質問をさせていただきます。
 流れの順番で、教育長の再質問から先にお話をさせていただきます。
 まず、いじめ対策のお話をいただきました。
 答弁で原稿を読んでいただいたと思うんですけれど、私がお聞きしたかったのは、一般的なお話ではなく、教育長御自身がこれまでの長い御経験、また、あるいは今も大学院に通って勉強していらっしゃると伺いましたけれども、御自身の言葉で当区の学校教育について、いじめ対策はこんなことができるんじゃないかと、もし経験など、あるいは教訓、教訓と言っては何か変な言い方になりますけれども、お話をいただければと、御自身の言葉でお話をいただきたいと、こういうふうなお願いを申し上げたいと思います。
 それから、明治神宮のことですね。私は別に右翼でも何でもないんですけれども、建物とか地域の資産として活用しているという答弁だったかと思います。また、宗教的な部分もあるという話もありましたけれども、明治神宮は、これは宗教施設ではないですよね。ここには先ほど申し上げましたように、明治天皇、それから歴史、徳育、こういった様々なためになることがありますから、是非取り入れていただきたいということで、少し突っ込んだお話をいただければと思いました。
 それから、タブレットのトラブルと対策についてですね。
 まずフィルタリングソフトについて、i-フィルターが十分なセキュリティがかかっているというお話がございました。インターネットの検索サイトで、i-フィルター、解除とか、学校タブレットのi-フィルターを解除する方法と、簡単に様々な方法が出てまいります。実際に突破された事例は多数あるという情報もあるんですけど、本当にそのような事例がないのか。十分なセキュリティを施された、それはそれで安心なことなんですけれども、改めてお伺いしたいと思います。
 それから、万一に備えた利用履歴のログは、サーバー側で取っているんでしょうかと、またもし取っているとすれば、どれくらいの期間取っているんですかということをお尋ねしたかったんですけれども、ちょっと御答弁がなかったように思いますので、教えてください。

 それから、長谷部区長のほうに戻りまして、五十嵐教育長の同意人事の際に、答弁については、先ほど堀切議員に答弁したのでお答えしませんということだったと思いますけれども、私が聞いていることと堀切議員が質問したことは全く違います。
 先ほど堀切議員の答弁に対して、お聞きした内容によると、複数の候補者を呼んで面談をされたと。また、人となりについては、鈴木参与にもお聞きをしたと。このいじめのことについても当然知っているとおっしゃっていたかと思いますけれども、いじめがあったというのは、この議案を上程したときに御存じだったのか、それとも後で知ったのか。
 我々議員が、いわゆる教育長の同意議案を見たときは、この話は全く聞いていなかったんですけれども、その時点で区長は御存じだったのかどうなのか。この五十嵐氏の過去を説明されていれば、当然私は同意議案には賛成できなかったと思うんですけれども、あのときは何も聞いていませんでしたので、議案には賛成をいたしました。その時点でどうだったかということについて質問したんですけれども、お答えいただけなかったように思いますので、改めて御答弁お願いいたします。

区長(長谷部健)再答弁

 金子議員の再質問にお答えします。
 議会に上程した時点で(注:五十嵐教育長のいじめを)知っていたかということでは、知っていました
 あと、五十嵐さんを教育委員会に大きく、教育長として選んだ理由としては、ICTの推進をもっともっと学校でやりたいということで、それにたけているということで、当然そういったところが重要ポイントになっています。
 以上です。

教育長(五十嵐俊子)再答弁

 金子議員の再質問にお答えいたします。
 まず、当区におけるいじめ対策についてです。
 今後、学校がいじめ基本方針を立てます。それにのっとって、区内の全ての子どもたちが自分もお互いも思いやり、そして楽しく学校生活を送れるような、そんな学校づくり、そして子どもたちが生きる、そういうものを支えていきたい、そんな対策をしていきたいというのが根本にあります。
 それから、明治神宮についてのお答えです。
 明治神宮は、先ほど答弁させていただきましたように、生活科、シブヤ科等で行ったり、そこを活用したりしている、そういう事例を先ほど御紹介いたしました。
 次に、タブレット端末のトラブルについてです。
 先ほど答弁いたしましたように、タブレット端末を使った不適切な事例は今のところ把握しておりません。
 それから、ログのことについてですが、先ほど答弁したとおり、1年間遡って取得可能なウェブログが学校において適宜システムで確認することができます。このため、保護者は学校に問合せをすることにより、子どもの利用状況を確認することができます。
 以上、私からの答弁とさせていただきます。

金子快之 再質問2回目

 再々質問をさせていただきます。
 区長から衝撃的な答弁をいただきました。
 先般の教育長の同意人事にあっては、町田のいじめの事件のことを御存じだったということです。
 私ども議員は聞かされていなかった、少なくとも私は聞いていなかったんですけれども、どうしてそんな大事なことを議会の同意を求めるときに説明をしなかったんでしょうか。

 先にそのことを聞いた上で、どう判断するのかというのが、やはり議会に人事案を出す首長の責任だと思いますけれども、一番大事なことを説明しないで、それを提案すると、一般的にこれは不実告知、あるいは重要事項説明を行わなかったということになろうかと思います。

 知らなかったということであれば、仕方がないと思います。
 幾ら区長といえども何でも分かるわけではありませんから、遠い自治体でこんなことがあったと、知らなかったという答弁をいただけるのかと思っていたんですけれども、これは知っていて、議会に内緒で、この人事案を出してきたというのは大変衝撃なんですけど、これは本当に間違いがないのか。そして、もし本当だとすると、何で説明しなかったのでしょうか。
 というのは、ここに本人の五十嵐教育長がいらっしゃる前で大変お話はしづらいんですけれども、この問題はまだ解決していないと聞いております。
 町田市の教育委員会、あるいは町田市でも調査が進められているし、被害者の御親族も様々なまだ不満、解決していないという声を上げておられるんですけれども、まだ解決していない、そのような方を教育長の渋谷の教育のトップに仰ぐというのは、私は大変大きな問題があると思います。
 それを承知の上で、ICT教育をここまで引っ張ってきた経歴を買うんだと、そういう説明があれば、なるほどと、人には光の面、陰の面もありますから、その判断を聞くことはできると思うんですけれども、大事なことを聞かされなかったのは一体なぜなのかと。そして、その事実を知った上で、そのような人事を提案するのは問題ではないかと。
 この2点、長谷部区長にお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。

区長(長谷部健) 再答弁2回目

金子議員の再々質問にお答えします。
 金子議員は、よく分からないんですけれども、もう何か、事件があった、犯罪を犯したみたいな前提でお話ししているように感じますが、何も、何というんだろうな、私が聞いている時点では、そういった問題が起きて調査委員会が発足して、これから遺族も含めて遺書の提出も行われて、順調に審査は進んでいくんだという私は認識でした。
 もちろん、彼女自身の経歴は、企業の興信所を雇って調査をするような調査は行政はなくて、今までの犯罪歴とか、そういった経緯がないかということを調べた上で適任だということで、私は議会に、何というんだろうな、上程したというか、人事案としてお出ししたわけです。
 ですので、何というんだろうな……、推定無罪、これとも違うかな。全く何も確定していなくて事実もない中で、確定していない中で判断しているわけですけども、その時点で問題はないということですから、私は議会に提出したわけですね。
 これは、もし今後、調査委員会から何らかの報告があって、何かしらがあった場合というのは当然責任問題を問われるというふうに私は思っていますし、そういったことが起きてからだと思うんですよね。何かネットや、いろんなところで出ている情報を基にして、むしろ、あることないこと何かやっているのが金子さんかなというぐらいに見えますけれども……
     〔「そこまで言っちゃ駄目だよ」「現段階での話」の声あり〕

 いやいや、そうですね、現段階では何も分かっていないわけですから、私から議会に報告するということは、やっぱりできないと思います。何を報告したらいいんでしょうかというふうに感じますね。
 ですので、できる限りの調査をして、こういった人材ですから渋谷区に必要ですということで、私は議会に御相談をしました。
 以上です。

金子快之 残り時間でまとめ

 区長から大変率直な御答弁をいただきました。
 あることないこと言っているということ、あるいは犯罪者のような扱いをしているということをおっしゃいましたけども、あることないことじゃなくて、私はあること、本当のことしか言っておりません。
 先ほど私、言いましたよね。光の面と陰の面、どんなことでもそうですけど、いいことだけ言うんじゃなくて、実はこんなこともあったんですと、その上で判断をしてもらうというのがこの議会の在り方だと思うんですけれども、あえて自分だけ知っていたことを、とても大事なことですよね。
 五十嵐教育長がいじめの当事者というよりは、その当該学校の責任者であったというだけで、教育長が別に何かなさったわけでなくて、その責任者の立場であったということだけなんです。
 つまり、責任者というのは、学校長というのは責任を取る立場にあるわけですから、その方が責任をしょったままここに来られたということは、町田の問題が渋谷区の問題になっている。だから、先日のフジテレビの番組でも、渋谷区でこんなことになっているということが、大きな特集番組、特集になっていて、コメンテーターの皆さんがああでもない、こうでもない、確かに同じようにおっしゃるんだけれども、こういった恥ずかしいことになっているのは事実なんですね。
 もう、この人事案は通ってしまったことですから、今さら言ってもしようがないことかもしれませんけれども、やっぱり長谷部区長、何事でもそうですけども、悪いことも含めて、都度やっぱり議会に報告していただくと、こういうことは絶対必要だと思うんですね。仮にそれが全て真実だと確定しなければと……
     〔「悪いこと前提になっていないか」の声あり〕

 よく聞こえないんだけども、言いたいことがあるんだったら演壇に立って言ってもらえば、それでいいんですけれども、私が申し上げたいのはもう一点。
 それから町田市の事件、調査委員会は町田市で行われておりまして、この結果次第では違う考え方があるということですけれども、私自身が思うのは、やっぱり昨今の報道あるいは本人の言動などを考えるに、五十嵐教育長は、渋谷区の教育のトップとして、私はふさわしくないんじゃないかと思う。
 なぜならば、この問題にきちっと向き合っていない。きちんと御本人の言葉で説明するんであれば、なるほどということはできるかもしれませんけれども、説明から逃げ回っているように、残念ながらお見受けするんですね。
 今後も、教育長として仕事をお続けになるんであれば、是非、堂々と御自身の言葉で説明していただきたいと思います。
 このことを申し上げて、私の質問を終わります。ありがとうございました。

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