台風24号は本当にすんごい風でした。
日本各地に災害の爪痕を残していったようです。
爪痕と言えば、沖縄県知事選挙の結果も衝撃的なものでした。
パヨク・オールスターズが推す玉城デニーさんがまさかの圧勝。
来年の選挙を控える私の心に大きな爪痕を残しました。
自分自身が沖縄県に足を運んでいないので、沖縄現地の空気感はわかりませんが、映像から見る限り、玉城デニーさんは明るく爽やかなキャラを打ち出して、広告技術的に無党派層の支持を集めようとする強い努力を感じました。
自民・公明が推す佐喜眞淳さんは重みある政治家の印象で、いささか対照的。
政治家は本当はイメージより政策の方が重要なのですが、この世界は見かけとハッタリも意外と大事です。
沖縄知事選、年代別ではこうなったらしい。 pic.twitter.com/lnsoXkt4VE
— 葉月二十八 (@haduki28th) 2018年9月30日
こちらは出口調査で世代別の傾向を測った結果。
若い人ほど佐喜眞淳さんを支持する傾向が見られたとのこと。
でも、いかんせん若者の数が少ない上に投票率が少ない。
ここまで大差で自民党系候補が負けるというのは厳しい結果です。
今回の選挙の争点は米軍基地の移設でしたが、来年の参院選や憲法改正の国民投票を考えると今後の政権運営に暗い影を落とすことになりそうです。
・・・
とNHK的な総花まとめをしたところで、この先、私なりの毒舌を吐きます。
そもそも米軍って、本当に日本の役に立っているでしょうか。
辺野古に基地を移転すれば、日本はもっと平和になるのでしょうか。
米軍基地や日米安保条約があっても中国の狼藉に日本は為す術なしですよね。
尖閣諸島は中国がゆるやかに実効支配を固め、日本は見ているだけ。
安倍政権は日本を取り戻すはずなのに、なぜか尖閣は盗られたも等しい状態です。
竹島も北方領土も拉致被害者も一向に帰ってくる見込みがありません。
これが戦後70余年を経て、いまだに国防を他国に委ねる敗戦国・日本の悲しい現実です。
本来であれば独立への道筋を考えるべき時期がとっくに過ぎている。
それなのに、先達はいったいこれまで何をやってきたのだろうか。
これから米軍基地を新たに作れば、いまの米軍依存がさらに長期固定化します。
私は米軍基地は段階的に撤退させるべきだと考えます。
軍事評論家的に言えば、米軍が撤退すれば極東のパワーバランスが崩れる、とかなんとか言うでしょう。
しかし、本来であれば国の守りは国家の最大の仕事。
米軍が残ろうが撤退しようが、日本の領土・領海は自衛隊が守るべきなのです。
世界中の独立国はみなそうやっています。
自衛隊は憲法違反なのに、在日米軍はどうして憲法違反にならないの?
憲法を愛してやまない、上田文雄弁護士に尋ねてみたい。
首都にまで他国が基地を構えて治外法権を認めているような国は、本当の独立国ではありません。
北方領土の問題だって、アメリカの軍事的属国でいる限り、ロシアとの交渉が決着するわけがない。
そもそもアメリカ自体が国力の低下で、いまやまったく当てにならないのであるが、いくらアメリカがカネないからって、米軍基地を移転するのは米国の予算でやるべき。
これを日本が負担させられていること自体が国辱ものです。
アメリカはもはや世界の憲兵役を務める意思も力もないのであって、辺野古移転は間違いなく血税をアメリカに貢ぐだけに終わると思われます。
安倍総理は憲法改正が悲願とおっしゃいますし、その部分は私も賛成です。
しかし、憲法9条を変えるだけで日本が独立国になるわけではありません。
そもそもアメリカお手製の憲法はいつまでもこのままで良いのでしょうか。
中国、ロシア、朝鮮と、強大な力を持つ無法国家にぐるり包囲された我が国の置かれた立場を考えてください。
かつて明治時代に列強が迫ってきた時代よりも今のほうが緊迫しています。
あの時代、国家の存亡を賭けて列強に立ち向かった先人の勇気を思い出すべきです。
玉城デニーさんがどこまで日本の将来を考えているかは分かりません。
もしかすると玉城さんはまともな人で、取り巻きのパヨクが勝手に入り込んで成田闘争化しているだけなのかもしれない。
しかし、結果的に米軍と利害を共にする沖縄で再びこれだけの民意が示されたのはあまりに重い現実。
いまの環境で本当に辺野古移転が国益に資するのか。
自民党は過去の政策に固執するのではなく、いまの国際環境に合わせて日本の防衛・外交政策を絶えず柔軟に組み立て直す必要があると思います。
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