「札幌市職員の出張の実態(1)」について、大変多くのコメントをいただきまして、
ありがとうございます。
更新が遅くなりましたが、今日はその第2弾として、仕事なのか遊びなのか、
よく分からない職員の出張を取り上げます。
まずは、下記の旅費精算書をクリックしてご覧ください。
この職員は、昨年9/21~22に開催された「全国社会教育研究大会」に出席するため、
9/20~9/22まで、2泊3日の予定で京都に出張しました。
大会は第2日程・21日(水)12:30のアトラクションから開始だったそうですが、この
職員は前日の20日(火)に京都入りして前泊しています。
「午後からの会議で前泊するかなあ?」と疑問に思い、航空ダイヤを調べてみたところ、
ANA1710 千歳7:40→ 関空 9:50
特急はるか 関空10:16→ 京都駅 11:31
というルートを使えば、前泊せずに午前中で京都まで移動できることが分かりました。
JALの伊丹経由でも同じように午前中に移動が可能です。
職員が前泊することで日当2200円と宿泊料が11,300円余計に経費がかかります。
「まあ、朝7:40千歳発の飛行機も大変だ。」
「大会の前に疲れても大変だから、前泊してもいいのでは?」
という優しい市民の皆様。
私もそう思いました。
ところが、次のチケットをご覧ください。
この職員は大会がある9/21(水)ではなく、前日の9/20(火)の千歳7:40発の便
乗って京都入りしているのです。
日付を間違えたのでしょうか??
それとも前日早くに京都に入って観光でもしたのでしょうか?
職員が書いた復命書(出張報告)には9/20の行動は一切記されていません。
日当と宿泊費と給料をもらって、丸一日自由行動ということのようです。
そして大会2日目の9/22(木)。
10時から始まる分科会を12時までこなしたら仕事は終わりです。
職員の書いた行程表(下記)には、その日夕方の関空発の飛行機で札幌に戻ると
書いてあります。
ところが、航空券の領収証を見てびっくり。
不思議なことに9/22(木)ではなく、9/24(土)のANA1717便のチケットを
購入しているのです。
領収証の日付は9/12になっているので、事前に計画していたことが分かります。
職員の復命書を見ても、9/23,24の行動は記されていません。
この空白の2日間はいったいどこでなにをしていたのでしょうか?
「復路)用務のため、伊丹空港発着便には間に合わないため、関空発着便を利用」
と、手書きでよく意味の分からない注釈を書いています。
ここで推測ですが、もし仮に、職員が23日、24日は関西旅行をするため、金曜日
の23日は休みを1日取っていたとします。
それならば、市役所から支給するのは9/22の航空券であって、9/24の航空券は
自分で購入すべきだと思います。
しかし、こんなおかしな出張精算書におとがめも無く、役所の幹部がズラリとハンコを
押しているのです。
「職員は出張先で遊んでいてもお金がもらえる」
それが札幌市役所の実態です。
余談ですが、情報公開請求した大会資料にこんなチラシがはさまっていました。
大会事務局が用意した、参加者用の観光プランです。
大会とは名目で、実態は慰安旅行。
この手のコンベンションとしては、必ず付き物の企画です。
私なら
22日はコースNo.2 京の風物詩鴨川納涼床で京料理の調べ
23日はコースNo.4 亀岡保津川下りと嵐山・世界遺産「天竜寺」・嵯峨のめぐり
がいいですね。
札幌市役所とは、つくづく羨ましい職場です。
コメント
この事例の場合、前泊はやむを得ないのでは。航空機が遅れることもあるのですから、26分での乗り継ぎは厳しいのでは。
まあ 『一事が万事』でしょうなぁ しかし まあ よくぞ レベルの低い話で・・・・・・・
市職員様 バブリーは とっくに 店仕舞いでっせッ
金子さんに このようなレベル低い追及をしていただくのも気の毒です この件は もう 軽く終わらせててください
あほか(怒)
飛行機は、遅れる可能性があるため、前泊しないでギリギリの綱渡りはビジネスパーソンには出来ないかなぁとは思いますが、観光をするのはいただけないですね~。