【実録】危うく、フランチャイズ詐欺に引っかかる(前編) から続きます。
フランチャイズ「A」社の社長と意気投合した私は、翌週、格安航空券で東京に向かいました。
東京で実際に営業している店を見せてもらおうと思ったのです。
「A」社の本社は東京都近郊の大きなビルの中にありました。
本社オフィスの広さは約50坪ほど。
低層階でしたが、毎月の家賃は100万はくだらないでしょう。
本社スタッフの皆さんと挨拶させてもらいました。
社内は窓が大きく、とても明るい雰囲気です。
商品は東欧の工場から仕入れているそうで、外国語を話している人がいました。
その男性はインド人のデザイナーとのこと。
話せば日本語は私よりも達者でした。
お土産にはロシアのウオッカを差し出されました。
これは、只のフランチャイズではなさそうだ。
実はすごくインターナショナルな会社なのかもしれない。
商談の後、ビルの上層階の高級ホテルに移動して、関係者とのビジネスランチに臨みました。
和をテイストにした落ち着いたお店です。
窓から東京を一望にして、まあ眺めが素晴らしいこと。
スカイツリーが目の前にそびえ立っていました。
この手のお店って昼から何千円もするんですね。
こういう優雅なランチは久しぶりだな・・・。
ランチを美味しくいただいた後は、会社の高級車に乗り、都内の実店舗をいくつか視察しました。
儲かっている店もあれば、そうでも無い店もありました。
超一流不動産会社M社が所有するモールにも出店していました。
そのあと、東京湾岸にある大きな倉庫を訪れました。
倉庫では若い社員が汗を拭きながら一生懸命荷捌きをしていました。
ここから全国の店舗に商品を発送しているとのことでした。
私の店にもいい商品を送ってくれるようにお願いしました。
そうこうしているうちに日は暮れて、本日の視察は終了。
その後はスタッフの皆さんも交えて、近くの居酒屋で大いに飲みました。
社長から、このビジネスを始めたきっかけや、将来の夢。
そしてこれまでの商売の失敗談まで、いろんな話を伺いました。
晩飯までご馳走になり、この会社は実にいい方たちだと思いました。
こうして、私はフランチャイズに参加する気満々になって東京を後にしたのです。
(後編に続く)
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