「一般社団法人 渋谷未来デザイン」とは
渋谷区役所は「一般社団法人 渋谷未来デザイン」という会社とデタラメな契約(取引)を続けています。
この会社に渋谷区役所が筆頭出資者として約7千万円を出資。
残りは渋谷区・ハセベ区長と仲よしの企業に出資してもらい、基金総額(資本金)は約2億円。
いっちょ前の大企業風味のホームページも作っています。
社長は小泉秀樹さんという東大の先生です。
一見するとお硬い感じの会社に見えるのですが、ちょっと違う。
いやむしろ、なにか訳ありな匂いがします。
上記リンクからホームページも覗いてみてください。
鋭い人ならば、胡散臭さを感じていただけることと思います。
産官学連携の美名のもとで・・・
渋谷区役所が筆頭出資者の関係で、私の所属する総務委員会でたまに事業報告がああります。
いつも体の良いヴィジュアル系の事業報告があるだけで、肝心の数字(おカネ)関係はいっさい報告がありません。
多額の税金を投入しているのに、数字の報告がないとはけしからん。
「これはなにか隠しているな」と思って突っ込んだ質問をしたところ、
「そんなものはいらねえだろう」と公明党の武闘派議員に恫喝されたことがあります。
それを根に持ってか、私は以来ずっと調べているのですが、まあ出るわ出るわ・・・。
渋谷未来デザインの悪事の数々。
中身は単なる官民癒着。
税の無駄遣いの総合商社のような状態です。
辻元清美さんも見たら、きっとビックリ仰天することでしょう。
役所がやったらお縄になるようなことを、一民間企業を挟むことでやりたい放題。
産官学連携とは名ばかりで、内情は長谷部区長のお友達に仕事を横流しするだけの、
実際はタダのトンネル会社です。
GOTOキャンペーンや定額給付金でもありましたよね。
こんなトンネル会社が・・・。
渋谷区役所近辺では、「長谷部未来デザイン」と嘲笑する人もいるくらいです。
渋谷ではいままでこの問題に取り組む議員が少なかったようで、
その上、マスコミも警察もノーチェック。
事実上、野放しの状態と言っても過言ではありません。
フリーWIFIにカネを払う渋谷区役所
疑惑の一つが「渋谷アドWIFI」です。
「アド」と言う名前の通り、広告付きのフリーWIFIです。
地方自治法や企業に広告料金を出してもらうことでWIFIが無料で使えるというビジネスモデルです。
言い出しっぺはNTTドコモで、渋谷未来デザインはここに乗っかって商売をしているようです。
さてこの「渋谷アドWIFI」。
渋谷区内の小中学校25校に設置しています。
学校に広告付きのフリーWIFIが必要なのでしょうか?
そもそも、渋谷の小中学校には文科省のギガスクール・インターネットが入っています。
先生と生徒はWIFI使い放題なはず。
フリーWIFIなんて、いったいだれが使うのか?
まあでも、「無料のフリーWIFIだし、いいか・・・」
と思いきや、違うんです。
なぜか渋谷区は有料でお金を払っているのです
その金額は一学校あたり一月4400円。
4400円X25校X12ヶ月で、年間120万にもなります。
「渋谷アドWIFI」の契約先は一般社団法人 渋谷未来デザイン。
調べて見ると思ったとおり、特命随意契約で契約しています。
どうせWIFIを契約するなら、たくさんある会社から安い会社を選べばいいのに、
ハセベ区長の特命で渋谷未来デザインをご指名なのです。
まるで王様のような絶対権力です。
渋谷区に情報公開請求で取り寄せた公文書によりますと、
どうしてもこの会社でなければならないそうです。
まあ癒着しているから仕方ありません。
(末尾に公文書をPDFで貼り付けていますので、ご興味のある方は御覧ください)
渋谷未来デザインは無届けの違法業者だった
天網恢恢疎にして漏らさず、という言葉があります。
まあきっとなにか裏があるだろう。
そんな邪推をもとに徹底的に調べてみました。
通信事業を営むためには電気通信事業法の規制があります。
監督官庁は総務省。
WIFIは微弱電波とはいえ、電気通信事業法に定められた法的届け出手続きが必要です。
この会社は無届けの違法業者だったのです。
総務省に電話で聞いたところ、違法の疑いがあることが分かりました。
念押しのために、総務省関東総合通信局まで出かけて聞いてきました。
担当者いわく、
「こんな名前の会社から届け出は出ていない」
との回答でした。
渋谷未来デザインは法律を知らなかったのでしょうか。
電気通信事業法違反には懲役刑があります。
無届けの会社を渋谷区がわざわざ特命で選び契約しているところが罰当たりです。
官民癒着の実態を如実に表しています。
本会議で教育長が陳謝
11月26日の区議会本会議でこの問題を取り上げてみました。
担当の五十嵐俊子教育長は
「知らなかった」「是正する」
と陳謝しました。
長谷部区長も出資者の立場で
「業者に適切に指導する」
と反省の弁を述べました。
しかし、神妙に頭を下げるだけで、「この業者との契約は今後も続ける」というのです。
議員の指摘で違法がバレてしまった。
普通ならば、契約を取り消すか、入札指名停止処分に付するところです。
それなのに、違法業者とこれからも契約を継続するというのが渋谷区役所のふてぶてしいところ。
まったく反省が見られません。
仕方ないので、先輩の堀切ねんじん議員に相談して、まずは住民監査請求をしてみることにしました。
はじめての住民監査請求
よく市民団体や弁護士が住民監査請求をするのはニュースで見たことがあります。
「不当判決!」と短冊を裁判所の前で掲げて悔しそうにしているアレです。
どちらかというと反政府系のイメージです。
本当は共産党の仕事なんだけどなあ。
保守を自認する自分がこれをやる羽目になるとは、トホホです。
でもやると決めたらやるしか無い。
納税者のために不正と戦うのが議員だからです。
この際、保守も共産党も関係ない。
それでも弁護士を使わずに住民訴訟を起こすのは、いささか難儀であります。
そのために、高価ですがこの本を購入してみました。
(注:政務活動費を使用しています)
見よう見まねで「職員措置請求書」という十数ページの書面を書き上げました。
今日、区役所の監査委員に提出してきました。
長時間待たされた上、無事に受理されました。
渋谷区で住民訴訟といえば経験豊富なのが堀切ねんじん議員。
宮下公園や河津シブヤの里、区議会議員の不正など次々摘発してきた猛者です。
堀切議員によると、監査委員は役所ベッタリで、結果はまったく期待できないとのこと。
さんざ時間をかけた上で屁理屈を捏ねて却下してくるのが、いつものパターンなんだそうです。
たしかに監査委員の窓口のおじさんが嫌そうな顔をしていたような気もします。
それでも堀切議員は、請求人の連名に名を連ねてくれました。
住民監査請求の請求人は金子と堀切議員の2名連名です。
監査委員へのクリスマスプレゼント
さてこのさき、監査委員からどういう結果が返ってくるか、楽しみです。
監査委員には素敵なクリスマスプレゼントになったことでしょう・・・(?)
結果はあらためて本ホームページでお知らせしますのでお楽しみに。
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