明日15日から26日まで予備自衛官の訓練に参加します。
昨年秋、当時勤めていた会社(放送局)には実は内緒だったのですが、
予備自衛官の採用試験に応募しました。
ちょうど尖閣諸島の事件があり、我が国にとって近隣諸国の脅威を
実感させられた年でした。
我が国はどこの国の領土も侵していないのに、中国や韓国、北朝鮮、
ロシアなど、近隣諸国は平気で我が国の権益を侵してきています。
こんな状況なのに、民主党政権は鳩の友愛チーパッパ。
一方的にやられっぱなしで、反撃は一切なし。
かつて祖国を守るため命をささげた英霊に、本当に申し訳ないと思います。
「日本を守るため、一市民としてなにかできることがないのか」
と考えていたとき、私は予備自衛官の制度を知りました。
予備自衛官というのは、普段は民間人として勤務しながら、いざ!と
いう事態が発生したときに、防衛活動に参加する制度です。
世界中のほとんどの国で同様の予備役制度があり、常備兵力と併せた
予備兵の数が、近隣の侵略からの抑止力になります。
東日本大震災でも、多くの予備自衛官が支援に当たっていたそうです。
ただ予備自衛官は、一般職は応募資格が34歳まで。
私は残念ながら年齢制限に引っかかってしまいます。
しかし技能職だと応募資格が55歳未満までで、まだ私にも応募資格が
あることが分かりました。
「技能職」というのは、医師、看護師、建築士、整備士など、手に職を
持っている方から幅広く戦力を募集するものです。
しかし私はたいした資格は持っていないので、半ばあきらめながら、
募集資料を見ていたところ、語学職(英語)の枠があることを発見。
20年近く昔、当時働いていた金融機関でちょっとだけ英語を使う仕事を
していたことを、ふと思い出しました。
語学職(英語)だと米軍との共同訓練の通訳などの仕事ができるそうです。
これならば私でもできるかもしれない。
そして試験はこの春に行われ、無事合格することができました。
予備自衛官の試験は、学歴も職歴も一切問われません。
試験は筆記と、面接、身体検査だけ。
本当に公平な試験だと実感しました。
こんな予備自衛官の制度を、多くの方に知っていただきたいです。
詳しくは、下記ホームページをご覧ください。
https://www.mod.go.jp/gsdf/fan/nakama/m_yobijiho.html
明日からの訓練は、札幌市南区の真駒内駐屯地で行われます。
真摯な態度で訓練に参加し、微力ながら我が国を守る一員となれる
よう頑張りたいと思います。
その間、議員活動はお休みになりますが、このような思いにつき、
何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます。
訓練中、もしお急ぎのご用件がありましたら、私の東区事務所
070-6601-5110までお問い合わせください。
コメント
金子様、 お忙しい所恐縮ですが予備自衛官の技能、しかも英語について質問させてください。 私も40を過ぎた中年ですが国の為になんとかサポートできないかと考えていたところ、この予備自衛官の技能、しかも英語に着目しました。TOEICは985点、英検は20年くらい前学生のときに準一級を取得したので受験資格はあると思いますが、実際、点滴的な日本人の日本語英語であり、読み書きは得意ですが話すのはあまりうまくありません。実際の試験では英語での面接などはあるのでしょうか? ご返答いただければ幸いです。
何度も素早いご返答ありがとうございます。
実際に予備自衛官として訓練に参加されているとのことですので、私よりは詳しいとは思いますが、ただ予備自衛官の訓練では数ヶ月という長期間ではないですし、丸刈りの強制も無いと聞いています。そういう部分で本職と違うと感じていただけです。
もちろん、だからといって予備自衛官の訓練に参加されていることを軽視しているのではありません。そこに関しては尊敬しております。
何度も同じような書き込みを繰り返していることでありますし、いい加減、この辺で私の意見を書くのはストップしたいと思います。
色々と認識の違いもありますが、札幌市の補助金の問題に取り組まれているとの記述がブログにありましたので、そこの部分に関しては期待しています。例えば、札幌ガールズコレクションというイベントに300万円が補助金として支出されているなど、果たして公金の支出として相応しいのかどうか疑問に感じるものもあったりします。
それでは、議員としての活躍に期待します。
一市民様、コメントありがとうございます。
予備自衛官の訓練もわずかな期間ですが、営内で生活します。
予備自だから、といって訓練に容赦はありません。
20歳近く年下の上司にメチャメチャ怒られます。
組織一丸となって国を守るためには、仕方ありません。
「百聞は一見にしかず」と言いますのでいちど体験してみてください。
なお我が国では徴兵制はありませんので、一市民様がその意に反して
前線に送られる心配はないと思います。
再びお返事ありがとうございました。
予備自衛官補から予備自衛官になられていたのですね。それは、ちょっと認識を間違っていました。確かに、有事になれば予備自衛官は招集に応じる義務があります。
ただ、予備ではない自衛官の場合、予備自衛官の訓練とは比較にならない程の過酷な訓練を何ヶ月にも渡って行うわけであり、24時間営内に居住して集団生活を行ったり、頭髪も丸刈りを事実上強制されるなど、一般社会と比較して相当の自由の制限を受けることになります。私が知る限り、予備自衛官補や予備自衛官の訓練では、そこまでの過酷な環境では無いと聞き及んでいます。なので、本職の自衛官の方とは違うという印象を抱いています。
やはり、予備ではない本職としての自衛官へ志願して、一定期間自衛官としての任務を果した方が語るのと、そうではない方が語るのとでは印象が異なるものです。私などは、まだ若い人間なので有事になれば徴兵されて前線に送られる可能性も多少は考えたりもします。もちろん、そのような必要性がある事態が起こる可能性は低いのですが、実際に前線で死ぬ可能性がある世代としては、高齢のちょっと安全地帯にいる世代の方が自衛隊の志願の経験も無しに語るのに違和感を感じるのも事実なのです。
一市民様
今から考えれば「大学卒業後に自衛隊に入っていたら、
いまはどうなっていただろうか」と思うこともあります。
しかしそれとは違う道を歩んできたからこそ、いまこうやって
地方政治に携わる仕事に就いているのだとも思います。
政治の立場から自衛隊の活動を支えることもできるからです。
時計の針を巻き戻すことはできませんが、齢40歳の一国民でも、
国の守りに参加できる仕組みが予備自衛官制度です。
普段社会人として仕事を持っている人でも、この制度の趣旨に
共感できる人は気軽に参加できる制度になっています。
そしてこの制度を多くの方に知ってもらうことも、地方議員
としての自分の任務の一つだとも思っています。
なお、一市民様の文面から予備自衛官制度への誤解があるように
感じられるのであえて付記しますが、私は予備自衛官ですので、
有事の際に防衛招集があればこれに応ずる義務があります。
(防衛招集中は予備自衛官から自衛官に身分が変わります)
お返事ありがとうございます。
しかし、若い時期に自衛官に志願しない人間が、歳を取ってから「軍備は必要」と言うのは卑怯ではないかと感じます。
自分は兵役適齢期を過ぎて徴兵されたりする心配が無くなってから、「予備自衛官補に登録している」ことをもって国防の重要性を語るのは間違っていると思います。
予備自衛官補も重要な仕事をしていることは分かりますが、やはり本職の自衛官の人とは訓練の内容も全く違いますし、義務も全く違います。若い頃に自衛官に志願した経験がある人にのみ「国防の重要性」を語る資格があるのではないでしょうか?
学生時代には自衛官になることは考えていませんでした。
お恥ずかしいことですが、軍備はなくとも平和は維持できるのでは、とも当時は思っていました。
国の守りを真剣に考えさせられたのは、やはり能登半島沖不審船事件だったと思います。
予備自衛官補になられたとのことですが、年齢制限が来る前に本職の自衛官に志願するという考えはなかったのでしょうか?