札幌市議会から私宛に一通の茶封筒が届きました。
市議会の議案などの書類は普段、議会の自分の机に毎日どっさりと置かれます。
「市議会から、わざわざ郵送とはいったい何だろう？」と不思議に思って封筒を開いてみると、
高橋克朋議長からの手紙でした。
議長からの手紙は、9月22日に議決した議員辞職決議の「決議文を送る」という内容でした。
わざわざご丁寧にありがとうございます。
あれからしばらく日が経ったので、実は議員辞職決議のことは完全に忘れていました。
そういえば、札幌市議会は決議文を必ず郵送で送るのです。
以前に北朝鮮の金正恩委員長に抗議したときも、アメリカのオバマ大統領に抗議したときも
こんな風に茶封筒に一枚入れて送っていたことを思い出しました。
参考記事：北朝鮮の核実験に抗議する決議を可決、金正恩氏に郵送しました（平成25年2月13日）
ところが改めて議員辞職決議を読むと、とんでもないことが書いてあることに気付きました。
決議文の真ん中のところに「アイヌ民族を日本の「先住民族」と認めた国会決議」と書いてあります。
いつからアイヌ民族は日本の先住民族になってしまったのでしょうか。
私の記憶が正しければ、我が国の歴史は神武天皇即位以来ずっと日本人の手によるもので、
アイヌの人々が歴史に登場するのはそのはるか後、鎌倉時代のはずです。
私は9月22日の本会議場で国会決議の誤りを指摘しましたが、さすがの国会決議もアイヌ民族を
日本の先住民族とは認定していなかったはずです。
改めて平成20年の国会決議を読むと、こう書いてあります。
アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議（平成２０年６月６日）
（前文省略）
一 政府は、「先住民族の権利に関する国際連合宣言」を踏まえ、アイヌの人々を日本列島北部周辺、とりわけ北海道に先住し、独自の言語、宗教や文化の独自性を有する先住民族として認めること。
二 政府は、「先住民族の権利に関する国際連合宣言」が採択されたことを機に、同宣言における関連条項を参照しつつ、高いレベルで有識者の意見を聴きながら、これまでのアイヌ政策を更に推進し、総合的な施策の確立に取り組むこと。
右決議する。
「とりわけ北海道に先住し」とあるように、「先住」はせいぜい北海道近辺を指すのであって、
「日本の先住民族」だとは国会決議のどこにも書いてありません。
決議はあきらかに事実をねじ曲げて書いてあります。
結果的に私は誤った根拠で非難と辞職勧告決議を受けたことになります。
この決議案を提出した民主党・共産党・公明党・市民ネット・改革・みんなの党の議員たちは
なんの恨みがあって、国会決議をねつ造してまで私を陥れようとするのでしょうか。
もしかすると悪意があってではなく、ただの間違いかもしれません。
私としては、単なる事務的な間違いであって欲しいと思います。
しかし、一回出してしまった決議はもう取り消すことができないのです。
従軍慰安婦に賠償を求める決議が札幌市議会で決議されたのは2年前の春のことですが、
朝日新聞社が誤報を認めても、一度出した決議は取り消すことができないのです。
札幌市議会が「アイヌ民族を日本の先住民族と認めた」の決議が、今後日本中に独り歩き
することがないよう願うばかりです。
コメント
戦後の日本さん
その件、最もなのですが、そもそも市議会で辞任勧告を出した事も、その原因もくだらない話しだと思いませんか？
ましてや市議自体は辞任勧告に従わない意向ですから重箱の角をつつく必要も無い事だと私は感じました。
確かに酷い内容ですから追求する必要はありますが、わざわざブログに載せる事でも無いですよね。
戯れ言ですからあんなのは。
国民さん、職員さん
おそらく同一人物でしょうけど、批判派が多数にいるように見せかける工作は痛々しい
ですね。批判派がここで書き込んでいる戯言ならともかく、札幌市議会が出した決議の
文章ですから間違いが許される訳がありません。条文のミスで廃案になった法案が
あることをご存じないのでしょうか？
国会決議を根拠として決議しているのに国会決議の内容が分かっていないわけですから
ただの間違いだったとしても札幌市議会のレベルの低さは明らかですね。
コメント欄が、二人称単数の特定な相手へのコメントが目立ってきているようです。
一旦、視野をひろげて、金子市議からの問題提起の核心に戻ってみませんか？
このコメントで、金子市議は市議会からの辞職勧告決議の理由の説明に
疑義を訴えています。そのことについて、個人的見解を述べさせていただきますが、第一印象は、市議会としての説明文としてはあまりにも説得力に欠けていると感じられます。
金子市議のコメントを引用すれば(総合的な施策の確率に取り組む)という
国会決議であるようだが、それが事実ならば市議会としての対応はいかに？仮にも市議会での決議案であるなら、一般にも理解出来得るもう少し説得力のある内容であって欲しい。
↑
21:12の国民さんの意見に全面的に賛同します。
ありがとうございました。
議員とのアイデンティティを感じて必死になっておられる方が、
ちょっとした批判に反射的、感情的に上から目線で非難する姿が痛々しい。
私はコメントを観ていて常々思うのですが、金子市議に賛同する方こそ屁理屈で擁護するのでは無く、間違いを厳しく指摘するべきです。
恐らく既に感じ取ってはいるはずですが、金子市議の場合、志しは高く、タブーにも踏み込んで行ける勇気や正義感は持っています。
ですが、ポテンシャルは極めて低い。
自分自身の中の情報を整理して分別、ターゲット毎に工程に落とす事が全く出来ません。
ともすれば、表面だけに気を取られ、余分な事ばかりネット配信してしまう傾向が見られます。
これは同じ目的意識の中で支持するのであれば、厳しく指摘きし、注意喚起すべきだと思います。
これだけ繰り返していたら正しい意見すら通らなくなります。
これは金子市議が悪いね。
言葉足らずってだけで意味は通じる文章だから。
東北以北の旧蝦夷地に住んでいた民族と仮定すれば、指摘された文章で正解。
あえて言うなら「一つ」って言葉を追記すれば更に的確。
相手方がアイヌ民族肯定派ならば、この様な表現をしてくるでしょうね。
そんな周知の事実で騒ぎ立てて何になるの？
私には私怨にしか見えない訳ですよ。
アイヌの実態、アイヌ協会の詐取疑惑、これはアイヌ政策を見直すうえでは両方をそれぞれ個別に掘り下げる必要はあるんだけど、アイヌ政策での利権や詐取疑惑とは全く異なるテーマですね。
つまりね、何もかも一緒にしちゃって頭の中が整理出来ないんですよね、金子市議の場合は。
これは致命的ですから少し冷静になられた方が良いと思います。
こんなもので「アイヌは民族か？」と議論しても意味が無い。
つまりはガキの喧嘩です。
順に処理する能力を身につけなきゃ市議はおろか企業の課長ですら無理です。
せっかくのテーマま貴方に潰されてしまうかもしれませんね。
昼間も女性宮家とか訳の分からない議論を持ち込んだ批判派がいたみたいですね。
関西の部落差別を持ち込むなとも言いますが、問題の類似性はいろいろなところで
指摘されています。
月刊「同和と在日」の記事
http://p.booklog.jp/book/21477/page/266216
北海道選出紙智子参議院議員の国会質疑
http://zjr.sakura.ne.jp/?p=688
これらの問題に共通していることは、民間運動団体に認定を丸投げして透明性・
公平性のない不適切な施策が国民の強い批判と不信感が起こしていることなの
ですが、札幌市は５０年前の同和問題の反省が生かされないまま同じ轍を踏む
のでしょうか。
日本書紀も引用せず記事と違う議論に他人を巻き込もうなどとは全うな人間のすることではありません。厚別区民は恥を知りなさい。
金子くん、
兵庫県議会が最近荒れているね。
故郷のが人間大切だ。
札幌市議など辞して故郷の為に立候補したら良いのではないかね。
そうすれば、
金子くんもアイヌ民族も北海道民も兵庫県民も何から何までうまくいく。
もし札幌市民が神戸市に移住して兵庫県のタブーを穿れば、
余所者は黙れ帰れと謗られるだろう。
私は北海道移住三世だから普段絶対余所者なんて言わないのだが、
君を見ていると、
余所者は黙れ神戸に帰れと言わざるを得ない。
それと、
日本書紀の最新研究で、
蝦夷征伐の真実性は揺らいでいる。
私も保守だから、
尊皇心のない人間の帰化には反対だ。
しかしながら、
最近の人種民族差別には憤る。
恥を知りなさい。
バブルを味わえなかった可哀想な世代はどこに行こうとしてるのかね。
私は阪神淡路大震災の復興に行った。
神戸市にね。
恩とは言わないが、
仇で返されたようで気分が悪い。
先住の否定を取り下げて、
不正追及のみやるなら、
応援のしようもあったものを。
時には引く勇気も必要だ。
猪は政治家向きじゃない。
仕事で必要なので国会決議の英訳を作成中ですが「差別され、貧窮を余儀なくされたという歴史的事実を」の部分に関して、この受動態の文における動作の主体（by～）は誰なのでしょうね？
英語でも動作主を省略することはありますが、このケースですと「誰から？」と必ず質問されます。差別し、貧窮を余儀なくさせたのは誰なのでしょうね。
京都市が旧同和地区の高校生、大学生に貸与した奨学金の返還問題で、市は１７日までに、
滞納額が１００万円を超す伏見区と東京都練馬区の２人に対し、返還を求めて提訴する方針
を決めた。 ２４日開会の市議会で関連議案の議決を求め、京都地裁に訴える。提訴すれば、
この問題で初となる。
市は返還額に見合う市の援助金と合わせ実質「返還不要」として奨学金を給付していたが、
住民訴訟で２００７年９月に援助金を違法とする判決が確定。これを受け市は０１年度以降
に返還時期を迎えた１４０４人を対象に返還手続きを進め、所得基準による免除者らを除く
１７１人に対し約５３００万円の返還を請求した。
しかし、昨年９月時点で８７人が約１９００万円を滞納している。このうち２人は０７～
１０年度分の 返還額約１３０万～１０８万円を滞納し、市の再三にわたる督促と催告にも
応じなかったという。
市人権文化推進課は「時間をかけて説明してきたが、理解を得られず残念。 返還の意志が
なく、やむを得ない措置だ」と説明している。
2012年02月17日 京都新聞
自民党もなんも考えていない阿呆の
集団であることの表れですね。
市議会は税金のムダ
議員報酬高すぎでしょ
１６００万円でしたっけ？
職員さんは今まで何を読んできたのでしょうか？
>いまでもそうした差別を受け、苦しんでいる人たちがいます。そうした人たちをなくして
>いくための支援自体を否定することは難しいと思います。
金子市議は支援自体をなくせといっているわけではなくて、民間の金利が安いにも関わらず
わざわざ市から借りて踏み倒したり、平均５０歳前後の人が通信制の大学で学んでいること
にして莫大な補助を受けていることを問題視しているのですが。これが差別の解消につながる
のでしょうか？
>アイヌ民族がいるかいないか、というのは諸説あり、各人の考えがぶつかる要素ですが、
>不正は許すなという点ではみんな同じだと思うのです。
>それだけでよかったのではないかと思うのです。
その諸説をtwitterで呟いただけで、辞職勧告決議を金子市議は受けているんですけどね。
ミカさんを説得できなくって嫉妬してるんですよ。書き込みの内容を見れば、ミカさんの方がよっぽど調べて考えられていますし。
問題を具体的に指摘しているにもかかわらず、それらについての議論を避け、「問答無用」と一刀両断に切り捨てる。
まさに安政の大獄ならぬ平成の大獄です。
札幌市議会の横暴、マスコミの偏向報道は昔のソビエトを連想させ背筋が寒くなる恐怖を感じます。
多くの無関心の市民を覚醒させるのは極めて困難な状況にありますが、何とか金子市議におかれましてはあらゆる手段を使ってこの異常な状況を打破してもらいたいと、弱い一市民として願っています。
金子市議殿
アイデアとしてコメントいたします。
不正受給根絶とセットの話ですが、テロ資金凍結法案が国会で成立し、不正受給組織との関連を説明できれば、一発逆転となるのでは？
テロ資金凍結法案の適用組織に該当するように、条文ベースで陳情する方法が残されているはずです。
辞職勧告決議出した、市議会が大恥をかかされ、謝罪させられることになるかもしれません。
同志をお探しと思いますので、以下に紹介させていただきます。
http://genyosya.blog16.fc2.com/
http://mid.parfe.jp/kannyo/100top/party/sannka-giinn-sityousonku.htm
このコメントに不都合な点があれば、コメント非公開としてかまいません。
＞なるほど、「普通に生活している一般の国民・市民にとっては、アイヌも隼人も熊襲も肥人も土蜘蛛も国栖も古志も粛慎も毛人も蝦夷も、既に神話・伝説の類である」とのニセ札幌市民さんはおっしゃりたいのですね。
こういうことを言うから皆呆れているというのに、ご本人にはまったく自覚がないのですね。
笑っちゃいますｗｗｗ
辞書によると、誹謗中傷とは、「根拠のない悪口を言いふらして、他人を傷つけること。」だそうな。あなたによる誹謗中傷呼ばわりこそ、誹謗中傷かと。
＞全く意味が不明ですね。税金が原資で貸付金が返ってきていないのに責任が問われないわけがないじゃないですか。
はいはい、あなたがド素人だということがよくわかりました。
何度も言っているでしょう、わからない事項について知った風な口を叩くなと。
↑
おっしゃるとおり、区別する方が憲法違反です。
普通に生活している一般の国民は、当然のごとく憲法第14条に掲げる平等の原則を承知・理解しています。
しかしながら、未だに就職や結婚で差別問題が顕在化しています。誰もが憲法違反と理解していながら、いざ自分が当事者として関わると、ないはずの差別意識が頭をもたげてしまう。
これが差別問題の一番深く、難しい問題です。このため、国・地方自治体は差別解消の事業を廃止することができません。
いまでもそうした差別を受け、苦しんでいる人たちがいます。そうした人たちをなくしていくための支援自体を否定することは難しいと思います。
問題は、そこを利権の温床とつけ込んで悪用しようとする人や団体がいるということです。彼らの行為を許すな、またそうした悪用に行政や議会は目をつむるな、という議員の指摘はごもっともです。
アイヌ民族がいるかいないか、というのは諸説あり、各人の考えがぶつかる要素ですが、不正は許すなという点ではみんな同じだと思うのです。
それだけでよかったのではないかと思うのです。