先日の渋谷区議会議員選挙のお話です。
開票の模様をニコ生でインターネット配信しようと思い、撮影機材をかついで開票所に向かいました。
到着したのは4月21日午後8時45分、開票が始まる15分前です。
傍聴券を提出し、機材をセットしようとしたところ、選管職員やってきて、
「 事前の申請がないとカメラ撮影は認められない」
といい撮影を制止するのです。
おかしいな・・・。
私の北海道での経験では開票所はどこでも自由に撮影できました。
開票所で隠すべきことはないはず。
だいたい、隠すこと自体が怪しい。
なにか選挙でインチキをしている可能性がある。
「撮影禁止の法的根拠を教えてください」
私がこう選管職員に尋ねました。
すると、職員は選挙六法を開いてそれらしい条文を必死に探しています。
しかし、撮影を禁止する法律があるはずがありません。
Youtubeにも開票所の動画はたくさん掲載されています。
職員とずっと押し問答すること1時間。
「もう話すことはありません」と職員は立ち入り禁止エリアに逃げて、いなくなってしまいました。
その後は隠れてしまって、呼んでも誰も出てきません。
これはひどい。
4月22日の深夜2時。
自分の当選が判明したその足で家に帰って抗議文を作り、当日の朝一番で選挙管理委員会に抗議に行ってきました。
概要はビデオでも分かりやすく解説しましたので、御覧ください。
突撃前の(前編)と突撃後の(後編)の二部構成です。
※突撃映像は大人の事情でカットしています。
選挙管理委員会事務局長と話し合った結果です。
開票所の撮影許可について、次回の選挙管理委員会の会議の議題として問題提起してくれることになりました。
5月に行われる会議の結果を楽しみに待ちたいと思います。
議会も撮影禁止?
余談ですが、渋谷区議会は議場での撮影・録音が禁止だそうです。
報道のカメラも「ダメ」とのこと。
たしかに議場に報道記者席がありません。
不思議な議会です・・・。
これは 渋谷区議会傍聴規則に
第十四条
傍聴人は、傍聴席において写真、映画等を撮影し、または録音してはならない。ただし、特に議長の許可を得た場合は、この限りでない。
渋谷区議会傍聴規則 昭和五六年三月一二日議規則第一号
と決められているからだそうです。
「撮影禁止」とはずいぶん閉鎖的な議会です。
私は議会は自由に公開して、できるだけ多くの方に見てもらうべきだと思います。
インターネット議会中継や夕方・休日議会、など、議会を有権者に知ってもらう
ための議会改革の取り組みは全国で進められています。
ちなみに、北海道札幌市では本会議場も委員会室も自由に撮影可能でした。
渋谷区は庁舎だけは新しいですが、考え方はかなり前近代的のようです。
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