建築費ゼロが裏目に・・・
「建築費用ゼロ」で三井不動産に建ててもらった渋谷区役所の新庁舎。
竣工したばかりなのに、あちこちで雨漏りしていることが分かりました。
渋谷区は当初は「3箇所で雨漏り」と議会に説明していました。
しかし、堀切ねんじん区議が情報公開請求で入手した資料によると、なんと 建物の18箇所で雨漏りしていることが分かりました。
「3箇所ではなかった」ということだけでもビックリですが、
さらに建物の外壁219箇所もの補修が必要だったというのです。
これを発表しないで秘密にしておくとは・・・。
渋谷区役所は、なんという隠ぺい体質でしょうか。
LINE CUBE SHIBUYA も雨漏り
区役所の本庁舎だけではありません。
隣のLINE CUBE SHIBUYA(旧渋谷公会堂)まで雨漏りしていることも分かりました。
オーバーフローした雨水が地下に入り込み、地下のコンクリート床のクラック(ひび割れ)から地下2階まで浸水していたのです。
新築のコンクリートがひび割れているというのも驚き。
本庁舎と LINE CUBE SHIBUYA は一見すると別の建物なのですが、実は地下でつながっています。
スポンサーのLINE社もいい迷惑ではないでしょうか。
FRIDAYでニュースになった!
さて、この驚くべき欠陥建築騒ぎ。
本日付FRIDAY DIGITALでもニュースに取り上げられています。
https://friday.kodansha.co.jp/article/117130
渋谷区役所はナイショにしておきたいところだったはずですが、そうは天が許しません。
※FRIDAYの記事は下の画像をクリックしてご覧ください。
雨漏りビルを施工したのは三井不動産と東急建設。
建設会社が漏水箇所にコーキングを打って、とりあえずの応急処置はしているものの、 根本的な解決には至っていません。
幸いにも新築建物の瑕疵担保責任として、当面の修繕費は建設会社が負担する仕組みです。
ですから、いまのところ渋谷区民の負担はありません。
雨漏り建物は「1世紀」も持つのか
しかし、漏れた雨水は外壁から鉄骨につたい、躯体を中から痛めています。
鉄骨は中でサビてしまい、サビはどんどん進行するからです。
建物の骨組みは外から見て分かりません。
一旦建てられた建物は外から補修することすら難しいでしょう。
サビた鉄骨は強度を失い、建物の寿命をジワジワと縮めます。
「1世紀持たせる」と銘打って建てた新庁舎。
このままで本当に1世紀も持つのでしょうか?
震災対策として鳴り物入りで立て直した新庁舎なのに、まだ1年で全館のあちこちで雨漏りとは・・・。
私たちの常識では考えられないことです。
区長はなぜ雨漏りを隠すのか?
さらに驚くのはこの問題がマル秘で区民に公開されていないこと。
そこで6月5日の区議会で堀切ねんじん区議が長谷部区長にこの問題を質問。
雨漏りの実態を詳しく調査するよう求めたのに対し、長谷部区長の答弁は、
長谷部健・渋谷区長、区議会答弁
「建設会社の責任で修復すると承知」
「さらに調査する考えはない」
と、まるで他人事のような答弁だったのです。
いったい何故こんな事になってしまったのでしょうか。
・安物買いの銭失いとは、このことなのか・・・?
・そもそも三井不動産との土地取り引きは正しい判断だったのか・・・?
堀切ねんじん・渋谷区議に詳しくお話を伺いました。
下記の動画でご覧ください。
約20分です。
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