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8%消費税増税後、公務員制度改革の行方はいかに?

政治とおカネ
4月1日から消費税が8%になりました。
あちこちで一斉に物価が上がったような気がします。
自動販売機をはじめ、3%以上値上がりしているものが多いようです。
たかが8%、されど8%。
実にうらめしい数字です。
そして8つながりで、みんなの党・渡辺喜美さんの8億円がさらに波紋を呼んでいます。
昨日は「声が出ない」と電話連絡のうえで党の役員会を欠席したと報じられていました。
koegadenai.jpg(HBCひるおび!より)
「熊手」発言といい、まるで漫画のような話です。
私の知る渡辺代表はいつも明るくジョークを欠かさない気さくな方で、これはひょっとして
練りに練ったジョークではないか?と前向きに受け止めました。
ところで8億円の使途について、「借入時期が選挙直前だったから供託金に使ったのだろう」
との指摘があります。
国会議員の選挙の場合、選挙区の供託金は300万円、比例区は600万円と高額で、
何十人も立候補すると確かに何億円にもなります。
しかし一定のルールで選挙終了後に返還されるので一時的に借りたとしても、すぐ返済は
できるはず。
「借金はすでに全額使ってしまった」との説明では辻褄が合いません。
渡辺代表はいつも口癖のように「金がない」と言っていましたが、総務省のホームページで
みんなの党の政治資金収支報告書を調べたところ、意外な事実がわかりました。


shuhoh23.jpg
   (総務省・平成24年11月30日公表分より)

衆議院選挙前年の平成23年中には約11億円の政党交付金収入があり、支出は約7億円。
渡辺代表からの借入金1億5千万円を本人に返済した上で、繰越金を含めて5億円以上を
使い残して翌24年度への剰余金としています。
党本部事務所は永田町のワンルームマンションの一室で「カネがない」との説明とは裏腹に
収支報告書からは、みんなの党の潤沢な資金状況が伝わってきます。
渡辺代表が党に自己資金を融通するのではなく、むしろ反対に党から返済させている様子を
みると、8億円を平成24年度の衆院選に使ったとの憶測は当てはまらないようです。
やはり本当に熊手など個人的な使途で使ってしまったのかもしれません。
確か旭川の悪徳NPO法人「大雪りばぁねっと」が散財したのも8億円でした。
国会議員の歳費(給料)は年2千万円ほどですから、DHC吉田会長に未返済の5億円を
議員歳費から返済するには、飲まず食わずで30年近くかかる計算。
このままの状況だと遠からず議員辞職、場合によっては公民権停止まで想定される状況だと
どうやって返済なさるつもりか、他人ごとながら心配になってしまいます。
既に離党した私のところにも、「みんなの党」メールマガジンがまだ届けられています。
おカネと組織の問題さえ片付けば、みんなの党の政策は概ね間違ってないと思います。
こんな後ろ向きの話は早く決着を付けて、安倍総理とともに公務員制度改革を断行して欲しい。
しかし、その為には渡辺代表の辞任を避けて通ることは難しい。
きっと、陰でほくそ笑んでいるのは公務員制度改革を嫌う人たちでしょう。
実に悔しい思いです。

コメント

  1. 収支報告書に虚偽の疑いあり
    期末時余剰金が現金で金庫に置いてある、何時の時点の口座記帳だったかが性善説に基づく自己申告であるからごまかしができるはず。
    刑事罰以外の責を負わなければいいのだが・・・