アイヌ利権についての私のツイッターが、今朝の道新と毎日新聞に報道されました。
これまで市議会でどんなに活動しても札幌圏版以外の紙面に載る機会が無かったのですが、
お盆休みの週末でニュースが足りなかったのでしょうか、全国版で書いていただき、
自分の政策課題に国民の関心が高まるのは政治家として冥利に尽きることです。
賛成・反対それぞれの立場から多数の電話やメールを頂いていますが、手が回らずに
返信に時間を要しておりますので、しばらくご猶予を頂戴したく存じます。
※記事へのコメントは返信しませんので、ご返事が必要な場合はご意見欄をご利用ください。
さて、毎日新聞さんには「不勉強」「不見識だ」とまで厳しく批判されました。
私は知り得る知識から政治家として自分の主張を述べたまでですが、思惑的な記事ですね。
客観的な識者からコメントを取るならばまだ分かりますが、利権を追及する議員にその
利権の代表（アイヌ協会）からコメントをもらっても全く説得力がないと思います。
しかし一歩下がって冷静に考えてみると、大新聞社がここまで大上段に叩くということは、
「ひょっとして自分の方が間違っているのか？」との疑問も涌いてきます。
ならば専門家の意見を確かめてみようと、知の泉こと北海道大学に向かいました。
お目当ては大学図書館です。
お盆休みの最終日だというのに、大学図書館には自転車がぎっしり。
中では大勢の学生さんが勉強していました。
とてつもなく広い図書館で、係の方に相談しながらまず百科事典にあたってみました。
三十数冊の中の「ア」の行を取り出して「アイヌ」を探すと、こう書いてあります。
「今これらの人々は一口にアイヌと呼ばれているが、その大部分は日本人との混血によって本来の人種的特質を希薄にし、さらに明治以来の同化政策の効果もあって、急速に同化の一途をたどり、今はその固有の文化を失って、物心ともに一般の日本人と少しも変わることがない生活を営むまでにいたっている。したがって、民族としてのアイヌは既に滅びたといってよく、厳密にいうならば、彼らは、もはやアイヌではなく、せいぜいアイヌ系日本人とでも称すべきものである」
（引用：世界大百科事典第二版1-34ページ、平凡社。マーカーは筆者による）
「アイヌ民族は既に滅びた」と言っているのは自説ではなく、事典に書いてあるのです。
私がtwitterで述べたこととまったく同じことが載っていて、こちらが驚くくらいです。
これは2005年版の世界大百科事典ですが、バックナンバーをさかのぼってみたところ、
1955年版からこの記述がありますので、少なくとも1955年時点ではアイヌ民族がいない
ことが学術的に示されていると言えます。
いまから半世紀以上前のことです。
毎日新聞さん、私の「自説」ではありませんよ。
正しい教育を受けて本を読んでいる国民なら、みな知っていることです。
軽々しく「不見識」と批判する前に、よく勉強し、よく取材してください。
コメント
あたりまえのこと、本当の事をつぶやいただけでこの反応
アイヌの利権等々について言及しているだけなのにいい反応しますねぇ
なにか都合が悪いんですかね
金子市議、応援してます
私は道外に住むものですがキレイな札幌を作って行ってください
↑いやそれは侵略した側からの一方的な押しつけ的理論だ。
日本は多民族国家です。しかし、ニッポンという国の始祖となられた神武天皇の、万民一つの家族たるべし（八紘一宇）の薫陶を得て大和民族は形成されたのです。
従って、アイヌが今や大和民族であることは明らかでしょう。少数民族だの侵略されただの、ニッポンには当てはまりもしない外国流のものの見方しかできない人たちが
騒いでいるだけです。家族ような国民、愛情を基盤として助け合う国民。こんな素晴しい理念をもって建てられた国はこのニッポンだけでしょう。私の先祖もいつの時代にかその理念に触れて自ら臣下となったのでしょう。自分のご先祖の判断を私は誇りに思っております。金子議員の発言の何が問題なのか、私には全くわかりません。
はっきりいって、アイヌの人の差別どうこういうよりも
市議ならもっと別のことを先に片付けていただきたい。
アイヌの人になんか恨みがあるかわかりませんがアイヌに対して擦り付けて、
自分達市議の事や札幌全体の裏のことは隠してるというのも問題では？
他にやるべきことがあるはずなのに、それとも仕事がないの？
あと市議ならもう少し市議らしくした方がいいと思います。
自民党の市議がまた・・・ とか
札幌の市議恥ずかしい・・・とか
最後には坊主か？？？ なんて言われてますよ？
市議としてやってるなら、一般人のような発言・軽率な発言や理論は
ちょっと控えたほうがいいのでは？
報道は喜ぶけど、親族や家族に影響ひどいと思いますよ。
言い方やソースに問題はあるかもしれませんが、本質は重要な問題提起だと思います。利権を手にしている人たちからものすごい反発に会うことが予想されますが、ぜひがんばってほしい。応援しています。
アイヌの方々を政治の論点の中心に据えることに、正直大きな効果があるものなのかな、という疑問はあります。
他にもっと根本的な問題はないのでしょうか。
まあここでは、アイヌの問題しか論じられないのでしょうが、議員としては他にもっと視野を広げてやることがあるようには思います。それこそ、予算消化のために議員があの手この手で経費を計上しているのではないか、という疑念はかなり広まっていますし。
もちろん金子議員は広い視野で社会を見ていることと思います。一部利権集団が利益を不公正に囲っている現実には目を潰れないのは当然として。
今回の不公正な利権に関して、他の議員さんたちはどのような考えなのでしょうか？金子議員と共闘できる議員さんはおられないのでしょうか？誰も気づいていないのか、それとも触れるとまずいと感じている議員さんたちばかりなのか？
今この件に触れると、自分の立場も怪しくなる、という議員さんたちばかりなのだとしたら、それはそれで問題ですね。
２つ上の「中央区民」氏の書き込みが全て。
在特特権問題と一緒くたにして「盲目」支持している人は、よく問題の端緒を考えるべき。
勿論利権団体の存在を許していいわけではない。
アイヌ民族、琉球王国、ヤマト民族、少なくとも、多民族国家であることは、明らかである。違いがあって良いでは無いか。態々、特定の民族の絶滅したから、なんなん？税金の優遇があるなら、それはそれでしょう。学者や研究者でもないのに、断定は、まずいでしょう。しかも、政治家は影響力大きいのですから。無駄遣いは、人気取りで無く、調査して、政治家らしく、正々堂々、論戦すべきです。摘み食いみたいな誹謗中傷は、やめましょう。
この人が批判される理由が分からない人が多いようですね。
この人は入口の段階、即ちツイッター上で「アイヌはいない。せいぜいアイヌ系日本人ならいますが・・・(以下略)」としてしまった事に最大の問題があるのです。
言うなれば、ここでアレルギーが起きてしまっているのです。そこへの対応や評価をしないままに金子氏がアイヌを取り巻く制度に問題があると持論を展開してしまった事に大きな問題があるのです。
いわば入口とやり方、収め方を間違ってしまった。からこその騒動だと思うのです。
Twitterという140文字で表現するところで金子氏がUPした先の内容があるとは到底読み取ることは不可能ですし表面上の言葉だけで理解をしなければならず、深読みがしにくいTwitterというメディアでは表面評価にしかならずマスコミのあのような伝え方になるのは仕方ない事ではないかと思います。
先に指摘もありましたが金子氏に賛同される方も少し盲目になり過ぎやしてはいないでしょうか。持論と合致するから何も考えず諸手を上げる。時節柄、半島の問題や大陸の問題を上げれば話が盛り上がりやすいでは今回の話の本質を見失うことになりはしないですかね。
また、この方の言説をすべて否定される方も耳を傾ける事も必要かと思いますよ。
耳を傾けないから利権をむさぼるという様な表現で罵られるのではないでしょうか。
金子氏も同様に自らの行動に盲目にならず、これまでの一連の件に関する自己評価を行い何故、氏の行動言説が何故ゆえ嫌悪をもたれたのか検証する必要はないでしょうかね。また自己の言説の証明に関する不備についての評価をする必要はないでしょうかね。
この一連の件に関してはこの報道が出て以来、不毛な書込みが続いているようで金子氏の行動を少しでも諌めるような書込みも少なく、感情論に先行された何も結果の残らない子供の喧嘩に見えてきましたので書かせていただきました。
金子氏はこの2つの記事をぶち上げた事で来年4月に来る統一地方選挙までに解決をしなければならない政治課題を自らの手で背負うことになったのです。その政治課題の解決をどの様に付けるのか観ても良いのではないでしょうか。その政治課題の解決の付け方を見て札幌東区民がこの人に対するyes/noの判断をすればいいのです。
偉そうになに書いてんだと思われる方もいらっしゃるかもしれません。
それはそれで結構です。しかし、これ以上不毛な書込みを続ける労力があるならばその労力を金子氏・賛成する人・反対する人が建設的な議論をするくらいのほうが良いのではないかと思慮をします。
それには、自らのポリシーを崩してでも金子氏がここに出てきてコミュニケーションをするのが必要だと私は考えますけどね。
偉そうに失礼をいたしました。
金子氏の選挙区で投票権を持たない私はこれで御暇いたします。
アイヌがアメリカのインディアンのような先住民族と勘違いしている人が多すぎる。
『アイヌ先住民族、その不都合な真実２０』（展転社・的場光昭著）
私ももっと勉強します。感情的になって吠えているだけの方々も勉強してください。
あなたは、日本人がアイヌの方々に対し、
どんな差別をし、暴力をふるい、そして侵略的攻撃を
加えて来たのかを知らないのですね…。
あなたの様な残念な人が市議か…世も末です。
アイヌ系日本人という考え方に賛同です。
粘着しているのは、利権で飯を食っている連中でしょう。
マスコミも懸命にバッシングしている中、孤立無援かとは思いますが、
ぜひとも負けないで頑張ってください！
ただ、金子議員が図書館でわざわざ世界大百科事典の古い版を参照しているのが気になります。
10年近くも経ってたら普通、新しい版のものしか置いて無さそうに思えるのだけど。
その場合は、項が修正されている事をご存じのはずで、あえて触れなかった意図を感じなくもないです。
＞2007年に出版した平凡社が訂正・改定する前の『第2版』でも、この箇所は同じ記載だ。
＞逆接、つまりそう言った人がいるが、そうではないという記述、すなわち市議が引用と
＞するものは、同事典が解説で否定しているものであるわけだ。
それは本当に逆説・否定だろうか。後述の部分を認めるとなると、つまりはアイヌの
アイディンティティは既に一度消滅していると認める事になる。
一度それを失った人達がそれを取り戻そうと運動する事は全く悪い事ではない。
しかし、その過程においてアイヌ利権が発生しているのは、北海道に住んだ事があるなら
肌で感じているのではなかろうか。
金子議員はまさにそこを指摘しているのである。
世界大百科事典第二版の当該部分はネット（コトバンク）に転載されている。
http://kotobank.jp/word/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%8C%E6%96%B0%E6%B3%95
>とでも称すべきものである〉(平凡社《世界大百科事典》旧版，1955年刊)と記さざるをえなかった。
となっているね。上記リンク先にはないが、事典はアイヌ民族学者の知里真志保の言だとしている（第2版CDで確認済み）。それは次ように続いている。
>しかし，後述のように，1984年北海道ウタリ協会が〈アイヌ民族に関する法律(案)〉(通称〈アイヌ新法〉)を採択し，政府に〈アイヌ新法〉の制定を求める運動を展開して以来
2007年に出版した平凡社が訂正・改定する前の『第2版』でも、この箇所は同じ記載だ。逆接、つまりそう言った人がいるが、そうではないという記述、すなわち市議が引用とするものは、同事典が解説で否定しているものであるわけだ。
市議のようなやり方は引用の要件を満たさない。引用は原典の意図、意味を歪曲してはならん。それが悪意（＝故意）でないというのなら、日本語が読めないレベルだということになる。悪意なら違法行為（著作権法違反）により、原典とその著者を歪曲して名誉棄損してまで保身を図ったことになる。
己一個人の意見だとしていたなら、まだ話す余地はあっただろう。しかし、最早それはないよ。恥を知りたまえ。
この際、アイヌの利権について徹底的に調べて議会で追及してください。アイヌ住宅貸付金など、借りても返さない人たちがほとんどです。彼らの言い分は、我々には日本国憲法は関係ないから返す必要はない、と主張しているようです。
今のアイヌには民族としてのポリシーが感じられない。
「アイヌ文化の振興並びにアイヌの伝統等に関する知識の普及及び啓発に関する法律」というものがあるのは当然ご存知の上での発言だと思っています。
ただ、あなたに不足しているのは、法律が制定されている意味、法律の心を読む力です。こればかりは天下の東大を出ていてもなんともならないですね。
もしこの法律に異議があるなら法律の改変運動をされるか、法律を否定する立場として非常勤特別公務員である市議会議員を辞職するしかないのではないでしょうか。
砂澤陣さんが今回の発言について、ブログを更新なさっています。
http://koushinminzoku.blog117.fc2.com/
なんだろうねえこの人は
利権問題を訴えたいのならそっちの議論を深めればいいのに
アイヌはいないっていう自論を言い訳がましく説明しちゃってさ
当事者の方が「如何にして自分達の文化が損なわれて来たかを」語った文脈の一部をコピペして、捻じ曲がった自説の根拠にするとは本当に浅ましい人間ですね。そういう下劣な人間が行政に関わっている事を危惧します。あなたは人間として最低です。そんな人間は北海道には必要ありません、とっととお引取りください、非常に不愉快で迷惑をしています。