「アイヌ差別発言究明共同実行委員会」(木幡寛事務局長)から8月22日に公開質問状を受け取りました。
これについて本日、同委員会に郵送で回答するとともに、報道機関にも公開しました。
回答内容は下記のとおりです。
平成26年8月29日
アイヌ差別発言究明共同実行委員会御中
8月22日付公開質問状について(ご回答)
札幌市議会議員 金子やすゆき
この度は公開質問状をお寄せいただいたことに感謝申し上げます。
下記の通りご返信申し上げますので、何卒ご理解を賜りたいと存じます。
なお、質問状には質問だけでなく要望、引用、ご主張などが多岐にわたるため、恐縮ながら当方で要点を整理して回答させていただくことを御容赦ください。
回答がご希望の期日より遅くなりお詫び申し上げます。
なお、質問状には質問だけでなく要望、引用、ご主張などが多岐にわたるため、恐縮ながら当方で要点を整理して回答させていただくことを御容赦ください。
回答がご希望の期日より遅くなりお詫び申し上げます。
記
質問1.
「アイヌ民族はもういない発言の真意」「アイヌ民族精神文化事業を否定するのか」との質問に対して回答
北海道のそれぞれの地域でアイヌの人々が暮らし、祖先から受け継いた文化や歴史を大切に育んでおられることはもちろん承知しており、とても尊いことと敬意を表する次第です。
私の発言は決してアイヌの人々を貶めたり、その文化や歴史を否定する意図ではないことをまずご理解いただきたいと存じます。
その上で私が述べた「民族」とは宗教や言語、文化、歴史などを共有し、自治権や国家形成などの政治的な要求を持つ集団の意味とされており、かかる意味でのアイヌ「民族」やその他「民族」との対立構造は北海道内に存在しないものと認識しています。
そのなかで札幌市や北海道が行っているアイヌ「民族」に対する補助政策について、その定義が不明確であること、また運用の実態にもさまざまな問題がみられることなど、市民から厳しい批判が寄せられています。
私の発言は、これらの観点からアイヌ政策全般について問題提起を行っているものです。
北海道のそれぞれの地域でアイヌの人々が暮らし、祖先から受け継いた文化や歴史を大切に育んでおられることはもちろん承知しており、とても尊いことと敬意を表する次第です。
私の発言は決してアイヌの人々を貶めたり、その文化や歴史を否定する意図ではないことをまずご理解いただきたいと存じます。
その上で私が述べた「民族」とは宗教や言語、文化、歴史などを共有し、自治権や国家形成などの政治的な要求を持つ集団の意味とされており、かかる意味でのアイヌ「民族」やその他「民族」との対立構造は北海道内に存在しないものと認識しています。
そのなかで札幌市や北海道が行っているアイヌ「民族」に対する補助政策について、その定義が不明確であること、また運用の実態にもさまざまな問題がみられることなど、市民から厳しい批判が寄せられています。
私の発言は、これらの観点からアイヌ政策全般について問題提起を行っているものです。
質問2.「アイヌ協会に属しないアイヌ民族も否定し、死ねというのか」との質問に対して
回答
平成18年の北海道調査でアイヌの人々(定義:アイヌの血を受け継いでいると思われる方、また、婚姻、養子縁組等によりそれらと同一の生計を営んでいる方)は23,782人である一方で、北海道アイヌ協会の会員は2,700名(協会発表による)に過ぎないとのことですから、北海道アイヌ協会に属しないアイヌの人々が約9割であることは承知しております。
アイヌ協会に属しないアイヌの方を否定する意図はございません。
また、これらの方に「死ね」との言葉を述べたことはございません。質問3.「一部のアイヌ協会の利権幹部と真面目なアイヌの人々を区別して発言せよ」との主張について
平成18年の北海道調査でアイヌの人々(定義:アイヌの血を受け継いでいると思われる方、また、婚姻、養子縁組等によりそれらと同一の生計を営んでいる方)は23,782人である一方で、北海道アイヌ協会の会員は2,700名(協会発表による)に過ぎないとのことですから、北海道アイヌ協会に属しないアイヌの人々が約9割であることは承知しております。
アイヌ協会に属しないアイヌの方を否定する意図はございません。
また、これらの方に「死ね」との言葉を述べたことはございません。質問3.「一部のアイヌ協会の利権幹部と真面目なアイヌの人々を区別して発言せよ」との主張について
回答
不透明な利権を悪用しているのは、アイヌを称するごく一部の人々であることは過去の議会質疑や報道などでも明らかになっています。
真面目に暮らしているアイヌの人々がほとんどであることは申すまでもなく、これらの区別が不十分だとのご指摘は真摯に受け止め、真面目に暮らしているアイヌの方々にお詫びを申し上げます。
質問4.「2008年国会決議を認めないのか」との質問に対して
回答
- 「アイヌの人々が国連宣言に言う先住民族であるという状況にございません」(福田康夫総理答弁、平成19年10月3日衆議院本会議)
- 「アイヌの人々がこの宣言に言う先住民族であるかについては結論を下せる状況にない」(高村正彦大臣答弁、平成20年5月23日参議院沖縄北方特別委員会)
上記のように平成20年の国会決議直前まで、政府はアイヌを先住民族と判断していませんでした。
同年6月6日の国会決議はアイヌ民族を先住民族とすべく政府の方針を180度転換させるものですが、衆議院、参議院のいずれにおいても委員会審査を省略し、本会議でも一切の質疑もないまま簡易採決で可決されたものです。
国会決議の法的効力を否定するものではありませんが、かくも重大な政府の方針転換が国権の最高機関たる国会で一言の議論もないまま、わずか一日で決定された経緯に私は一国民として大きな疑問を感じており、今後も国民世論に基づく見直しが必要だと考えています。質問5.「平凡社大百科事典の改定経緯を知っているか」との質問に対して
同年6月6日の国会決議はアイヌ民族を先住民族とすべく政府の方針を180度転換させるものですが、衆議院、参議院のいずれにおいても委員会審査を省略し、本会議でも一切の質疑もないまま簡易採決で可決されたものです。
国会決議の法的効力を否定するものではありませんが、かくも重大な政府の方針転換が国権の最高機関たる国会で一言の議論もないまま、わずか一日で決定された経緯に私は一国民として大きな疑問を感じており、今後も国民世論に基づく見直しが必要だと考えています。質問5.「平凡社大百科事典の改定経緯を知っているか」との質問に対して
回答
ご質問にもあるように、出版社(平凡社)は北海道アイヌ協会から「差別」と抗議を受け、出版社の判断でかつて知里教授が担当したアイヌ民族の関する当該記述の訂正を決定したと承知しています。
出版の自由は現憲法で保障されており、差別を理由に出版社に圧力をかけ自らの主張に沿うように記述を変えさせること自体が問題であると考えます。
たとえ出版社が当該記述を削除したとしても、その学術上の見解が消滅するわけではありませんし、多様な国民世論と言論の自由を守る立場からも不適切な行為と言わざるを得ません。質問6.「旧土人保護法を持ちだしたような発言は公人として恥ずかしくないか」との質問について
ご質問にもあるように、出版社(平凡社)は北海道アイヌ協会から「差別」と抗議を受け、出版社の判断でかつて知里教授が担当したアイヌ民族の関する当該記述の訂正を決定したと承知しています。
出版の自由は現憲法で保障されており、差別を理由に出版社に圧力をかけ自らの主張に沿うように記述を変えさせること自体が問題であると考えます。
たとえ出版社が当該記述を削除したとしても、その学術上の見解が消滅するわけではありませんし、多様な国民世論と言論の自由を守る立場からも不適切な行為と言わざるを得ません。質問6.「旧土人保護法を持ちだしたような発言は公人として恥ずかしくないか」との質問について
回答
北海道旧土人保護法は、就農を希望するアイヌに無償で土地や農具、種子を交付し、自立支援を行うほか、小学校建設など教育奨励や生活扶助、社会福祉など幅広い観点からアイヌへの支援を行うことを定めた法律です。
保護法の成立を望んだのはアイヌ自身であり、その証しとして、帯広の酋長伏根弘三翁の令嬢シン子さんは保護法国会通過のお礼のために伊勢神宮に参拝し、次のような詩を詠んだといわれています。
北海道旧土人保護法は、就農を希望するアイヌに無償で土地や農具、種子を交付し、自立支援を行うほか、小学校建設など教育奨励や生活扶助、社会福祉など幅広い観点からアイヌへの支援を行うことを定めた法律です。
保護法の成立を望んだのはアイヌ自身であり、その証しとして、帯広の酋長伏根弘三翁の令嬢シン子さんは保護法国会通過のお礼のために伊勢神宮に参拝し、次のような詩を詠んだといわれています。
待焦れたる保護法は
今日両院を通過しぬ
想へば長き七歳の
努力は遂に報はれぬ
御法の光輝いや増して
ウタリの上に輝かん
『コタンの痕跡』(旧土人保護法とともに五十年:喜多章明)当時アイヌの人たちの悲願であった本法がいま、その法的使命を終えてすでに廃止となっていることは誠に感慨深いものと考えます。
なお、私の発言や政治信条と北海道旧土人保護法との直接的関連はありませんので、これについて公人として恥ずかしいとは認識しておりません。
今日両院を通過しぬ
想へば長き七歳の
努力は遂に報はれぬ
御法の光輝いや増して
ウタリの上に輝かん
『コタンの痕跡』(旧土人保護法とともに五十年:喜多章明)当時アイヌの人たちの悲願であった本法がいま、その法的使命を終えてすでに廃止となっていることは誠に感慨深いものと考えます。
なお、私の発言や政治信条と北海道旧土人保護法との直接的関連はありませんので、これについて公人として恥ずかしいとは認識しておりません。
質問7.「国際人権規約を知っているか」「人種・人権差別を助長するのではないか」との質問について回答
日本が国際人権規約を批准していることは承知しています。
質問1への回答で述べたとおり、民族の定義に基づき、かかる民族問題の存在を否定したものであり、人種・人権差別には当たらないと考えます。
なお、市民的及び政治的権利に関する国際規約(International Covenant on Civil and Political Rights、ICCPR)には、法の下の平等とあらゆる差別の禁止、とともに思想・良心の自由、表現の自由が定められていることを申し添えます。
日本が国際人権規約を批准していることは承知しています。
質問1への回答で述べたとおり、民族の定義に基づき、かかる民族問題の存在を否定したものであり、人種・人権差別には当たらないと考えます。
なお、市民的及び政治的権利に関する国際規約(International Covenant on Civil and Political Rights、ICCPR)には、法の下の平等とあらゆる差別の禁止、とともに思想・良心の自由、表現の自由が定められていることを申し添えます。
質問8.「真面目に生きているアイヌ民族に対して謝罪を」との要求について
回答
真面目に生きている方は大変素晴らしく、アイヌの人々であろうとどなたであろうと私は等しく敬意を表するものです。
ご要望の謝罪について、どの部分が「罪」なのか、また、どなたに謝罪すべきなのか、質問状からは読み取ることができませんでしたが、
質問3への回答でもお答えした通り、「一部のアイヌ協会の利権幹部と真面目なアイヌの人々を区別して発言せよ」との指摘に対しては、真面目に暮らしているアイヌの方々がほとんどであることは申すまでもなく、これらの区別が不十分だとのご指摘は真摯に受け止め、真面目に暮らしているアイヌの方々にお詫びを申し上げます。
なお、アイヌ差別発言究明共同実行委員会にはアイヌの人々以外の方も加入されているようですが、それらや諸外国の人々までも謝罪の対象ではないものと考えます。
以上
9月3日補記
団体名が「アイヌ差別発言糾弾共同実行委員会」ではなく、「アイヌ差別発言究明共同実行委員会」である旨、同委員会から訂正依頼を電話で受けました。
公開質問状の封筒には「糾弾」とある一方で、質問状には「究明」との記載を確認しました。
私を糾弾する意図ではなく、「話し合いによって理解を深めたい」との説明もいただきました。
両者を混同したことをお詫びしたうえで委員会の要請に従い、記事本文の「糾弾」の部分を「究明」に修正します。
コメント
>公開質問状の封筒には「糾弾」とある一方で、質問状には「究明」との記載を確認しました。
>私を糾弾する意図ではなく、話し合いによって理解を深めたいとの説明もいただきました。
アイヌを称する一部の人々は、話し合いによって理解を深めたい相手に向かって「死ねと
いっているのですか。」っておっしゃるんですね。
金子市議には、「民族共生の象徴となる空間」を政府が推進していることを理由に批判
されていますが、大学に抗議に行かれている一部の方は、政府が進めている「民族共生の
象徴空間」の「慰霊・研究施設」へのアイヌ民族の遺骨の移管に反対しろと迫っています
から。人によって言い分を変える団体にろくなことはありませんから、是非逆に糾・・
究明をお願い致します。
札幌市民さん
>単なる憶測である
当たり前でしょうが。
自分で引用しておいて「想像してます」という言葉の意味が分からんのですか。
あなたは事実を述べるときに「想像してます」と表現するのですか。
しかもせっかく親切に論理破綻してると教えてあげてるのに、わざわざそこに突っ込んでくるとは。どんだけ頭悪いんです?
この程度の知的レベルだから金子氏の言い分が「正論」に見えてしまうんでしょうな。
利権絡みの似非アイヌを排除したうえで
アイヌ文化を継承する本物のアイヌ民俗に
謝罪しては如何でしょうか?
あの、、、当事者でもない方の議論は別なところで
行うべきではないですか?
人の家の庭で勝手に議論なんかされたら外から見た人は
誰だって嫌な気分になります。
護国活動に目覚めた主婦です。
議員の勇気に感謝いたします。
きっときっと先人が護ってくれます。
正しい道をまっしぐらにお進み下さい。
くっだらないコメントばかりで乙。
チョンと奴らにつるむ腐れアイヌをどうにかしたいのは山々。
ただ、道理が通る、清く正しい世の中ではありません。
人々は堕落しきっています。
ほどほどに頑張ってください。
何の力にもなれませんが応援しています。
シャモ さん
金子市議の国会決議の経緯の問題をこの場で明らかにすることが目的ですので、
貴方の「おおかた懇談会の報告書を見て妥当であることが自明だと判断したから
議決したんだろうと想像してます。」というのが単なる憶測であることが貴方
以外の読まれている方に分かればそれで終わりです。
私の意見ではなく、金子市議の考えに疑問があれば根拠を持ってお越し下さい。
議論する価値があるものならまたお相手して差し上げますよ。
札幌市民さん
> 学問書を学術的な理由以外で記述を変えさせることを「圧力」といっているのですよ。
どうでも良いことですが百科事典は学問書ではありませんし、学術的に正確な記載がされているわけでもありません。もし学術的なことを調べようとして百科事典を参照する人が居たら、それは間違いだよ、と教えてあげて下さい。
ついでに言うと新聞のコラムも学問書でも学術的な物でもありません。
この変更の根拠は民族学的な現在の学術的な常識に基づいおり、過去の誤った記述を訂正する物です。
あなたの説明に基づいて考えると、この抗議は「圧力」では無いですね。
> > 「自らの主張に沿うように記述を変え」るにはそれなりに複雑なプロセスが必要になりますが、抗議による「圧力」はどのプロセスにどのように関与したのでしょうか?
この点に関する根拠は何も無いわけですね。要するに誰かがデマを飛ばしているんですね。無根拠に。
> 宗教的・政治的な理由で、学問が阻害された歴史をご存じないのでしょうか?
宗教・政治・学問が厳密に分離できると考えているのなら随分お粗末な認識ですが、さすがにそんな事は無いでしょう。
とは言え学問の独立性は極力確保されるべきですし、当事者はそれを心がけるべきでしょう。
「日本は単一民族国家」等と言う偏狭なイデオロギーによって「アイヌは民族的独自性を維持している」という民族学的な常識が否定されるようなことはあってはならない事ですね。
> 問題になってない法案のコンセンサスや数が何の議論の足しになるのでしょうか?
まあ、件数は良いですよ。ただの皮肉ですから。
興味のある人は自分で調べるでしょう。都合の悪い真実と対峙したくないというような怯懦な人間でなければ。
しかしコンセンサスも不問で良いんですか?
委員会審査を省略して簡易採決する場合コンセンサスが無ければならないと主張されていたと思います。
コンセンサス不問ならこの件の審議には何も問題が無かったということで良いのですね。
委員会審査の省略も通例ですし、簡易採決も通例どおりです。決裁の議事が5行程度なのも通例どおりです。
コンセンサスがどうでも良いのならこの議決の手続きには何の問題も無かったということで結論としましょう。
> 決議「後」の所信表明で挙げられている懇談会の報告書で、「懇談会の報告書を見て妥当で
> あることが自明だと判断したから」議決することは不可能です。もっとも、決議前に挙げ
> られたとしても、平成八年のウタリ対策のあり方に関する有識者懇談会報告書の後に、
> 「アイヌの人々が国連宣言に言う先住民族であるという状況にございません」「アイヌの
> 人々がこの宣言に言う先住民族であるかについては結論を下せる状況にない」と答弁して
> いるので、何の根拠にもならないんですけどね。
あの、これ真面目に書いてます?ヤケクソとか言い逃れとか詭弁でなく?
複雑な文脈が読めない人なのは承知していましたが、ここまで論理的に破綻してるとだいぶ細切れにして詳細に経緯を遡って説明する作業が必要になります。
真面目な返答が必要ですか?
>Posted by シャモ at 2014年09月02日 10:07
>そのような話をしているのではありません。趣旨を明瞭に読み取って下さい。
「趣旨を明瞭に読み取れ」とは、人をレイシスト呼ばわりする差別利権団体や
キムチ臭い連中に対して金子議員が一番言いたい事なんじゃないですかね。
自分で論理的ではない例を引いておきながら、その不整合性を指摘されると
「趣旨を明確に読み取れ」だなんて、なんとまあ雑というか自分勝手というか。
金子議員の発言に噛みついている連中のレベルは、あなた程度のものだと
だいたい理解出来ました。
国や北海道の云うアイヌは「アイヌ協会」に所属している者達をいうのであって
その他の者でアイヌの血を引こうが文化を引き継いでいようが除外の対象です。
現に去年北海道アイヌ政策室主幹が「あなたの住む地域のアイヌには何もできません」と何度も言われました。
因みにですが上田市長が云う市民とはプロ市民&在日外国人です。
その他の市民は知らないと思いますが実はその他の市民の苦情相談は破棄されてなかったことになっているんですよ。
シャモ さん
>で、抗議をすることは「出版社に圧力をかけ自らの主張に沿うように記述を変えさせること」
>になるのですか?
学問書を学術的な理由以外で記述を変えさせることを「圧力」といっているのですよ。
宗教的・政治的な理由で、学問が阻害された歴史をご存じないのでしょうか?
>ところで件数は数えましたか?読んでもいないところを見るとやって無さそうですが。
問題になってない法案のコンセンサスや数が何の議論の足しになるのでしょうか?
>「あなたの提示した議事録」の引用です。
>
>○国務大臣(町村信孝君) ただいまの決議に対して所信を申し述べます。
>
> アイヌの人々に関しましては、政府はこれまでも、平成八年のウタリ対策のあり方に関する
>有識者懇談会報告書等を踏まえ、文化振興等に関する施策を推進してきたところであります。
>ただいま採択された決議でも述べられているように、我が国が近代化する過程において、
>法的にはひとしく国民でありながらも差別され、貧窮を余儀なくされたアイヌの人々が
>多数に上ったという歴史的事実について、政府として改めてこれを厳粛に受けとめたいと
>思います。
(中略)
>これなら分かるかと思うのですが、まだ説明が必要なら言って下さい。
決議「後」の所信表明で挙げられている懇談会の報告書で、「懇談会の報告書を見て妥当で
あることが自明だと判断したから」議決することは不可能です。もっとも、決議前に挙げ
られたとしても、平成八年のウタリ対策のあり方に関する有識者懇談会報告書の後に、
「アイヌの人々が国連宣言に言う先住民族であるという状況にございません」「アイヌの
人々がこの宣言に言う先住民族であるかについては結論を下せる状況にない」と答弁して
いるので、何の根拠にもならないんですけどね。
金子市議を批判する方が、如何に事実に基づかないイメージで批判されているか、貴重な
「サンプル」ありがとうございました。
札幌市民さん
> 大して面白いネタを投下してるわけでもないんですが、反射的に反応されるのですね。
うん。今日はちょっと時間があるんでもう少しは大丈夫ですよ。
自覚は無いのでしょうが、まあまあ面白いことを書かれています。
先にコンセンサスの説明をしてもらえませんかね。
それが提示されないと議決の経緯に問題が有ったのかどうか検討できないじゃないですか。
> >もう一度聞きますよ。
> >あなたは自分で提示した議事録をちゃんと読んだのですか?
> >これでも分からないなら何を指しているか教えてあげてもかまいません
> 議事録は提示しているのだから該当部分を指摘してはいかがですか?
> 議論を停滞させているのは貴方のほうですから。
要するに議事録はちゃんと読んでないんですね。
老婆心ですが、ちゃんと読んでない資料は議論に持ち出さないほうが良いですよ。
「議論を停滞」とありますが、あなたは
> 調べるなり考えるなりして金子市議の主張や根拠が妥当だと判断しているから批判
しているのでは無かったでしたっけ?
僕の考える「調べるなり考えるなり」とは意味的に齟齬があるんでしょうかね。
> 学術的な理由で改訂されていないことは明らかです。
まあ、そう思うのならそれで良いんじゃないですか。あなたが知らないだけで学術的には趨勢は決まってますから。
で、抗議をすることは「出版社に圧力をかけ自らの主張に沿うように記述を変えさせること」になるのですか?
「自らの主張に沿うように記述を変え」るにはそれなりに複雑なプロセスが必要になりますが、抗議による「圧力」はどのプロセスにどのように関与したのでしょうか?
あのう、根拠が無いなら無いって言っても良いんですよ。
「あなたの提示した議事録」の引用です。
○国務大臣(町村信孝君) ただいまの決議に対して所信を申し述べます。
アイヌの人々に関しましては、政府はこれまでも、平成八年のウタリ対策のあり方に関する有識者懇談会報告書等を踏まえ、文化振興等に関する施策を推進してきたところであります。ただいま採択された決議でも述べられているように、我が国が近代化する過程において、法的にはひとしく国民でありながらも差別され、貧窮を余儀なくされたアイヌの人々が多数に上ったという歴史的事実について、政府として改めてこれを厳粛に受けとめたいと思います。
また、政府としては、アイヌの人々が日本列島北部周辺、とりわけ北海道に先住し、独自の言語、宗教や文化の独自性を有する先住民族であるとの認識のもとに、先住民族の権利に関する国際連合宣言における関連条項を参照しつつ、これまでのアイヌ政策をさらに推進し、総合的な施策の確立に取り組む所存でございます。
アイヌの人々が民族としての名誉と尊厳を保持し、これを次世代へ継承していくことは、多様な価値観が共生し、活力ある社会を形成する共生社会を実現することに資するとの確信のもと、政府はこれからもアイヌ政策の推進に取り組む所存でございます。(拍手)
これなら分かるかと思うのですが、まだ説明が必要なら言って下さい。
ところで件数は数えましたか?読んでもいないところを見るとやって無さそうですが。
> 調べるなり考えるなりして金子市議の主張や根拠が妥当だと判断しているから批判
するのならやっておいたほうが良いと思いますよ。
シャモ さん
大して面白いネタを投下してるわけでもないんですが、反射的に反応されるのですね。
>>>> それで「懇談会の報告書」には何が書かれていたのでしょうか?
>>>あれですか。自分で調べもせずに人に聞くタイプですか。
>>>この法案に関連して「懇談会の報告書」と言えば一つしかないと思うんですが、
>>>それすら知らないと言うことはこれまでアイヌ問題などあまり考えたことが無いんですね。
>> 無いから出せないのですね。分かります。
>
>もう一度聞きますよ。
>あなたは自分で提示した議事録をちゃんと読んだのですか?
>
>これでも分からないなら何を指しているか教えてあげてもかまいません
議事録は提示しているのだから該当部分を指摘してはいかがですか?
議論を停滞させているのは貴方のほうですから。
>私は「冥王星は惑星である」という表記があったら是正するように要望しますよ。
>それは「圧力をかけ自らの主張に沿うように記述を変えさせること」になりますか?
惑星の定義があって観測の結果冥王星は定義から外れていることが分かったのだから
科学的見地から改訂しても全く問題ないでしょう。アイヌ「民族」に関しては、
20年以上かけて採択された「先住民族の権利に関する国際連合宣言」にも、
先住民族の定義が書かれていないくらい学説が分かれているのだから少なくとも
学術的な理由で改訂されていないことは明らかです。
当方は「宇宙ヤバイ」などのコメントに返答するセンスを持ち合わせていませんし、
書いてもいないことを「死ねというのか」と質問するような問題のすりかえに
返答しても議論の足しにならないと考えておりますので、あしからず。
きこりさん
あまり相手にしたく無いのですが、札幌市民さんが同じ間違いをすると冗長なので説明しておきます。
そのような話をしているのではありません。趣旨を明瞭に読み取って下さい。
抗議をすることが「出版社に圧力をかけ自らの主張に沿うように記述を変えさせること」になるのか?という話をしています。
それに「従軍慰安婦問題」も例えに引いています。これは自然科学の問題ではありません。
まあ、札幌市民さんがなんと言うのかですね。
実際のところ僕はそれよりも今後の市議会の対処と、この愚にもつかない回答を受け取った人たちの次のアクションに興味は移ってるんですけどね。
金子先生
大変ご苦労されておりますこと、心からお見舞い申し上げます。
私も、白老や小金井のアイヌの施設を見るたび違和感を感じます。
アイヌ民族としての環境や文化をどうしたいのかが、国・地方公共
団体、自民党札幌支部として、何もみえません。
彼ら一部の人の、金の絡む主張を呑む事が人権問題の解決と考えるなら、
あまりに単純、バカとしか言えません。
先生のお考えは、納税者として当たり前の考え方です。
社会は、人権と言う美名の基で、容赦なく個人攻撃を加えて
参ります。
少なからず、応援団もいる事を忘れず、自民党の党籍を離れても
がんばってください。
>50年以上前に書かれた差別的で現在的な学問的見地から見て間違っている表記に抗議することが
>「出版社に圧力をかけ自らの主張に沿うように記述を変えさせること」になるのですか?
冥王星が惑星ではない事は自然科学の話です。
アイヌが民族として存在しているかどうかは歴史学の話になるかと思いますが、
これを自然科学の様に定説かのごとく言い募るのは危険な考え方ではないでしょうか。
もしその理屈を逆に利用されたら、と想像力を働かせましょう。
発想を逆転させれば
「クレームがあった」という動機づけから改定したわけだし
理由付けの云々は建前だろうが本音だろうが
圧力的であるかは、元々の記述を調べてみなければわからないのではないか
差別を助長するという理由付けの正当性を示せないならまさに圧力の範囲ではないか
さてそれがどう記述されていたのか後は任せた↓
>Posted by 市民 at 2014年09月01日 18:54
>★まず民族の意味から説明しないといけないのかな?とも考えたけど
>自分で「民族の意味」を調べてみてね。僕が書いているのは「民族の定義」が複数あるということさ。
君のそれさ、Wikipediaの丸写しじゃないの。
>Posted by きこり at 2014年08月30日 23:10
>Wikipediaの解説にもある様に、エトノスという言葉自体が政治的な意味合いを持っているし、その人達は国家という枠組みに対しても元々批判的な傾向にあるからですね。
残念でしたー。この通り「複数の定義」については既に言及済みです。
>彼が言及している
>ネーション(nation)
「金子議員の言う民族とはネーションの事だ!」という批判派の人に対しても
言及したけど、それは自分の脳内で作り上げた仮想敵であって、
やっている事はただのシャドーボクシングなんですよ。
札幌市民さん
> >委員会審査を省略し「簡易採決」で決議することは問題ではないの?問題なの?どっち?
> 事前にコンセンサスが得られていれば問題ないでしょう。
コンセンサスがあれば委員会審査を省略し「簡易採決」してもかまわないんですね?
この規定もずいぶんトンデモだと思いますが、まあそれは置いておきましょう。
このコンセンサスとは何でしょうか。
国会内のコンセンサスですか、国民のコンセンサスですか?
国民の場合どのようにしてコンセンサスを確認するのでしょう?
国民的なコンセンサスを明確に確認してから議決した案件など私は思い当たらないのですが、例えばどのような物があるのでしょうか?
世論によって影響を受けた議決はあるでしょうが、それがコンセンサスを確認したものなのかどうか確認する方法は有るのですか?
国連云々はさほど関係ないでしょう。妥当であれば採用すれば良いし、そうでなければ無視すれば良いでしょう。
現に代用監獄や取り調べ過程の可視化要求などほとんど無視したままです。是非は置いといて。
この点について国民的世論に基づいて見直すべきだというならやってみれば良いんじゃないですか。既に大勢は決していると思いますが。
> >> それで「懇談会の報告書」には何が書かれていたのでしょうか?
> >あれですか。自分で調べもせずに人に聞くタイプですか。
> >この法案に関連して「懇談会の報告書」と言えば一つしかないと思うんですが、
> >それすら知らないと言うことはこれまでアイヌ問題などあまり考えたことが無いんですね。
> 無いから出せないのですね。分かります。
もう一度聞きますよ。
あなたは自分で提示した議事録をちゃんと読んだのですか?
これでも分からないなら何を指しているか教えてあげてもかまいませんが、自分で提示した資料で言及されていることぐらい自分でちゃんと確認してはいかがでしょう。他人に指摘される前に自分で糺す方が潔いのではないでしょうか。見ているこっちが恥ずかしいです。
合わせて
> 懇談会の報告書なんてものは存在しません。
と書いたことについてもちゃんと釈明した方が良いと思いますよ。老婆心ながら。
出版社への圧力は北海道アイヌ協会からの抗議だということですね。
50年以上前に書かれた差別的で現在的な学問的見地から見て間違っている表記に抗議することが
「出版社に圧力をかけ自らの主張に沿うように記述を変えさせること」になるのですか?
抗議の連絡など出版社には毎日のように届いているでしょう。そのうちどれを「圧力」と判断するのですか。
具体的にどのように「自らの主張に沿うように記述を変えせ」たのでしょうか。
私は「冥王星は惑星である」という表記があったら是正するように要望しますよ。それは「圧力をかけ自らの主張に沿うように記述を変えさせること」になりますか?
あなたは「吉田証言で明らかになったように従軍慰安婦に対する強制的な非人道的行為があった」と言う文章があった場合、何の抗議もしないのですか?
クレームといえば実際はこんな感じらしいですよ。
(http://www.labornetjp.org/news/2013/1018nisi)
彼らの主張によると「東京大学は1877年に設立、1886年に「帝国大学」として改編されて
以来、敗戦まで帝国植民地時代の日本の学府の頂点に君臨し続けた。植民地支配した民族を
「野蛮な劣等民族」とし、社会進化論(ダーヴィニズム)や血統主義に基づく「優生思想」、
万世一系の皇国史観などを正当化するための思想•理論研究を、政府や軍と一体になって推し
進めてきた。先住民族のアイヌ民族も、「優勝劣敗」「適者生存の原理」から「絶滅人種」と
され、人種差別的な調査•研究が行われてきた。」そうです。
私は、アイヌ出身の知里真志保教授が、大学生・大学院生の時代に差別的な大学でアイヌ
語研究を行えたとは思えないので、彼らの主張には首肯し兼ねるのですが、学を究め、
北大初の文学博士になり、朝日文化賞を受賞しても、アイヌ協会から差別を理由に業績を
否定されるのは、あまりにアイヌの先人に対し情がないなと感じているまでです。